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第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でオープニングを飾る本作は、実在の人物、小野田寛郎旧陸軍少尉が、太平洋戦争の終わりを迎えた後も、任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて約30年間の孤独な日々を過ごしたという実話をもとにした人間ドラマ。
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すでに、小野田の青年期を遠藤雄弥、小野田の成年期を津田寛治がそれぞれ演じることが発表されているが、今回新たに、12名のキャストが明らかに。
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小野田と最後まで生き残った小塚金七役を、『ガチバン』シリーズの松浦祐也(青年期)と、放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」にも出演する千葉哲也(成年期)。小野田に戦争の終わりを告げる鈴木紀夫役を、「コントが始まる」にメインキャストとして出演した仲野太賀。映画監督でもある諏訪敦彦が小野田の父・種次郎役。小野田に最後の指令を命じ渡す谷口義美役を、「コタローは1人暮らし」にて2役を演じているイッセー尾形。
ほかにも、カトウシンスケ、井之脇海、吉岡睦雄、足立智充、嶋田久作、伊島空、森岡龍の出演も決定した。
なお、今年のカンヌ国際映画祭では、現地時間7月7日(水)に公式記者会見及び公式上映が行われ、アルチュール・アラリ監督がワールド・プレミアの瞬間に立ち会う予定となっている。そして今回、キャスト発表とともに、フランスより海外版のメインカットも到着した。
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『ONODA』(原題)は秋、全国にて公開予定。