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韓国ゾンビ(Kゾンビ)ブームを牽引した映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』、アジア全域でヒットしたドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」をはじめ、『トガニ 幼き瞳の告発』から『密偵』、『82年生まれ、キム・ジヨン』などまで作品ごとに唯一無二のキャラクターを描き出し、日本でも高い人気を得ているコン・ユ。本作では生涯最後の任務を引き受けた元情報局員ギホンを演じ、クローンのソボクに出会い変化する人物を立体的に表現している。
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そんな彼に、監督のイ・ヨンジュは直々に脚本を渡してオファー。「シナリオに鋭いテーマ意識が見えた。今まで見たことのない独特で新しい映画が誕生しそうだという期待感が高まった」と、コン・ユは出演を決めた理由を明かしているが、一度はそのテーマの難解さからオファーを断っていたという。
しかし、最終的に監督の熱意に打たれ出演を決めた。「監督が構想を練るのにどれだけ時間がかかったか、どれだけ悩んだかというお話を伺って『じゃあ一緒に悩みます』と返事をした」と語るコン・ユ。その言葉通り、現場では監督と話し合い、ときに彼のアイディアで脚本を修正しながらギホンというキャラクターを作り上げていった。
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さらに、顔色が悪く頬がこけた状態になるまで減量を試み、余命わずかで心身共に疲弊しているギホンを体現。イ・ヨンジュ監督はそんな彼について、「とても繊細な表現力を持つ俳優だ。よく悩み熱心に準備する。演出者としてよい刺激を受けた」と絶賛している。
劇中ではギホンの複雑な内面を表現するのみならず、元情報局エージェントとしてアクションも披露。コン・ユの新たな挑戦は、目が離せない。
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『SEOBOK/ソボク』は7月16日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。