原作はラジオパーソナリティー・コラムニスト・作詞家と多彩な顔を持ち、女性からの圧倒的な支持を集める“独身のカリスマ”ジェーン・スーによる自身の家族の出来事と思い出を描いたエッセイ。ジェーン・スーさん自身をモデルにした、20年前に母を亡くし、父・哲也と現在は時々外食しながら話をする関係になっている主人公の蒲原トキコを吉田さんが演じ主演を務める本作。
共演には昔は破天荒な人生を歩んでいたが最近は丸くなった、自由奔放で愛嬌のある父・哲也に國村隼。トキコがメインパーソナリティーを務めるラジオ番組「トッキーとヒトトキ」で、トキコと共にラジオを進行するアナウンサーの東七海に田中みな実。回想シーンで登場する20代の頃のトキコを松岡茉優といった顔ぶれ。
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※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
父親について執筆しているエッセイがネタ切れになってきたトキコは、新たなエピソードを仕入れる必要に迫られる。そんな折、ラジオで幼いころ父と楽しく遊んだ思い出がないという話から、東に「お父様と親子らしいこと、今からやってもいいじゃないですか」と提案され、「そうか、その手があったか」と気づいたトキコは、哲也と子ども時代をやり直すため二人で動物園に行くことにする。
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しかし哲也は動物園で自由気ままに歩き回り、経済誌に掲載された動物の値段を得意げに披露して他の来園者からひんしゅくを買い続ける。当然ほろりとするエピソードなど生まれるはずもない。
そんななか哲也の昔の知り合いの店で食事することに。野心家ばかりだった哲也の友人のなかで地道に生きることを選んだ沼田(菅原大吉)は、トキコのラジオやエッセイも読んでいた。会話の端々にそれらの感想や質問を織り交ぜてくれる沼田のおかげで、心がほぐれていくトキコは、沼田からトキコが食事の後に口の周囲をしつこく拭くくせが、父が残してくれたものだったことを聞かされる…というのが5話のストー
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視聴者からは「母親との絆はある。と思ってる。父親とは。っていうね」「埋まらない隔たりと同じ仕草。そんな混濁を含めた繋がりを絆と呼ぶのかも」など、父親との絆についての投稿が寄せられるとともに、「エンディング好きなんだけど歌ってる方ヒグチアイさんだった」「エンディングのヒグチアイさんの「縁」はとってもいい曲」「すごく歌詞が自分のことみたいで刺さります」など。ヒグチアイが歌うエンディング「縁」にも数多くの反応が投稿されている。