『カメラを止めるな!』は上田慎一郎監督の劇場長編デビュー作として、2018年に都内2館で公開、和田亮一の舞台作品「GHOST IN THE BOX!」に上田監督がインスパイアされ、ENBUゼミナールで製作した作品。
有名人の出演もなく、ネタバレ厳禁の内容ながらも、“37分ワンシーン・ワンカット”のノンストップ・ゾンビサバイバルなど斬新で衝撃的な内容が映画ファンから高い評価を得て、連日満席が続出。その口コミがさらなる話題を呼び、公開劇場が続々拡大し、その規格外の人気は各メディアでもこぞって取り上げられ社会現象化。最終的には、公開館数は350館以上に広がり、動員数220万人超え、興行収入は31億円を突破するという異例の大ヒットを遂げた。
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その人気は世界でも注目され、『ONE CUT OF THE DEAD』という英題で海外公開。中でもフランスでは、フランス最大の日本映画祭「KINOTAYO(キノタヨ)現代日本映画祭」でオープニング作品として上映され大ウケ。観客投票で決定される最高賞“ソレイユ・ドール”を受賞し、2019年3月からは劇場公開もされ、話題を呼んだ日本映画となった。
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今回、フランスで監督を務めるミシェル・アザナヴィシウスは、監督・脚本・編集を手掛けた白黒のサイレント作品『アーティスト』で2012年・第84回アカデミー賞作品賞、監督賞を始めとする5部門を獲得し、その名を世界中に知らしめたフランス映画界を代表する監督。
今回のリメイク版出演者では、『真夜中のピアニスト』や『ムード・インディゴ うたかたの日々』『パパは奮闘中!』などで知られる人気俳優ロマン・デュリスがゾンビ映画を撮影する監督役に。

『アーティスト』でセザール賞主演女優賞受賞、アカデミー賞助演女優賞にノミネート、アスガー・ファルハディ監督作『ある過去の行方』ではカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したベレニス・ベジョをはじめ、『グッバイ・ゴダール!』のグレゴリー・ガドゥボワ、『母との約束、250通の手紙』のフィネガン・オールドフィールド、さらに『ザ・リング/リバース』『REVENGE リベンジ』で注目されたマチルダ・ルッツらが名を連ねている。