物語の舞台となるのは、都知事の号令で新設された「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチーム。“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、彼らは最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)に乗り込み、重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すこと。“一人も死者を出さないこと”が、彼らに課されたミッションとなる。

今回、そんな救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の音羽尚(おとわ・なお)役で、賀来賢人の出演が決定。音羽は、厚生労働省の官僚でありながら医師でもある医系技官。若手エリート官僚として厚生労働大臣の意を受け、「TOKYO MER」に正式認可を与えないために派遣された、いわばスパイのような存在。命懸けで救命にあたるMERチームのリーダー・喜多見(鈴木亮平)に反発するという役どころだ。
何よりも患者の命を優先して突っ走る喜多見と、冷静沈着でクールな音羽という対照的な2人。だが、実は音羽は「より多くの命を救うため、官僚として理想の医療を実現する」という熱い夢を持っていた。そんな2人がいつしか共鳴し、最高のバディとしてひたむきに命に向きあうようになるという。
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賀来さんといえば、劇場版も公開され大ヒットした「今日から俺は!!」でのコミカルなヤンキー役から、「半沢直樹」の証券会社の熱きプロパー社員役まで幅広い役を演じてきた。今作では、自身初の医師役に挑戦、専門的で高度なオペシーンにも挑んでいく。
「台本を読んで、撮影がとにかく大変になるだろうなと思ったほど、スケールがとても大きい作品」と賀来さん。「脚本家の黒岩勉さんの『TOKYO MERのメンバーがヒーローに見えるような作品にしたい』というイメージを聞いて、すごくワクワクしています」と心境をコメント。
「演じる音羽は、厚生労働省の官僚であり医師でもあるという複雑な役です。鈴木さん演じる喜多見とは対照的な役柄ですが、音羽には音羽なりの正義があると考えています。クールなキャラクターですが、実際のところはどうなのか、放送を楽しみにしていただければ」と期待を込めて語っている。
日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は7月、毎週日曜21時~TBS系にてスタート。