ハッチ・マンセルは、仕事では過小評価され、家庭ではリスペクトできない父親として扱われるなど、人生の苦難をぐっと受け止めながら生きる、“何者でもないただの男(NOBODY)”だった。
ある夜、郊外にある自宅に2人の強盗が押し入るも、ハッチは暴力を恐れ、反撃することができなかった。事件をきっかけにさらに家族から失望され、同じ職場の義弟にもいちゃもんをつけられたハッチは、胸の中で煮詰まっていた怒りがふつふつと湧き上がっていく…。ふと路線バスで出会ってしまったチンピラたちの安直な挑発がトリガーとなり、ついにド派手にブチギレる!
本作は、全編主人公目線のカメラワークで展開する挑戦的な演出で話題となった『ハードコア』のイリヤ・ナイシュラー監督と、「ジョン・ウィック」シリーズの脚本家デレク・コルスタッドが新たにタッグ。
主人公ハッチを演じたのは、海外ドラマファンから高評価を集める「ブレイキング・バッド」の悪徳弁護士ソウル・グッドマンとして知られ、その前日譚を描く「ベター・コール・ソウル」では過去4度のエミー賞や、本年度のゴールデン・グローブ賞にノミネートされたボブ・オデンカーク。
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『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』など、映画でも活躍する彼が、今回はボロボロになりながらも痛快なアクションを見せる。
共演には、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの"ドク"ことエメット・ブラウン博士役でも知られるベテラン俳優クリストファー・ロイド、100の顔を持つ名優、『トップガン』『トータル・リコール』のマイケル・アイアンサイド、『ワンダーウーマン』の“母”ヒッポリタ女王役のコニー・ニールセンら名優が集結。一筋縄ではいかない多彩なキャスト陣が主人公ハッチとどのように絡んでいくのか注目。
この度解禁となった予告では、ブチギレ状態になったハッチがチンピラたちを圧倒! その事件をきっかけに武装集団やロシアンマフィアたちにも命を狙われ、銃撃戦やカーチェイス、爆破など、激しい戦いを予感させるシーンが連続して映し出されていく。
予告の最後では、「アンタ何者?」と問われ「何者でもない(NOBODY)」と答えるハッチだが、子猫に餌をあげながら、血だらけの顔面でタバコを吹かせている佇まいにも期待が高まる。
『Mr.ノーバディ』は6月11日(金)より全国にて公開。