警視庁が試験的に新設したキーボードによる殺人=指殺人(ゆびさつじん)専門の対策室「警視庁指殺人対策室」=通称「指対(ゆびたい)」を舞台に、ある事件をきっかけに捜査一課の第一線から外された一匹狼の刑事・万丞渉を香取さんが演じ、クセの強いメンバーと共に指殺人に苦しむ人々の事件を解決に導いていく…という本作。
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香取さんのほか、指対メンバーである万丞の相棒・碓氷咲良に関水渚、特定が得意な菅沼凛々子にMEGUMI、指対室デジタル担当の四宮純一に清水尋也、温厚な人柄で指対室室長を務める越谷真二郎に勝村政信。万丞と対立する捜査一課の刑事・羽鳥賢三に山本耕史、万丞に“見殺し”にされたというかつての相棒・倉木セナもシム・ウンギョンといったキャストが出演。
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※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
今回は医者を父に持つ高校生の片山蓮(青木柚)が公園でホームレスを殺害。その1か月後、蓮の個人情報がネットに晒される。事実とは異なるひどい中傷も多く片山の父・遼太郎(戸田昌宏)は、「指殺人対策室」に最初に情報を晒した犯人を捕まえてほしいと依頼してくる。万丞と咲良は早速捜査にあたるが片山は学校で孤立していただけでなく、周囲を見下すような発言をして同級生からはいい印象を持たれていなかった。さらに本人に面会すると、ホームレスを殺害したことについて全く反省する素振りがなく、咲良は自分たちの仕事に疑問を抱き始める…というのが今回のストーリー。
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校内とネットカフェから個人情報を書き込んだ少年を摘発するが、その後も続くネットでの誹謗中傷。その犯人はカフェのフリーWi-Fiを使って投稿していた。防犯カメラに映った犯人の帽子を手掛かりに、万丞はカフェ周辺の防犯カメラを調べようと提案する。そして浮かび上がったのは、最初に学校に聞き込みに行った際に対応した教師で…という結末だった。
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誹謗中傷が止んでも自分の人生はもう終わったと開き直り、「たかがホームレス1人」と言い放つ片山に、被害者の名前を告げ、その53年の生い立ちを語り出す万丞。その姿に「万丞渉さんの語りに胸が熱くなりました」「万丞さんの涙が溢れ落ちそうな瞳に吸い込まれそうになった」「万丞さんは今までも事件と、というよりも、人と向き合って起きた悲劇を解決してきたんだろうな」「冷めているようで毎回じっくり体温上げて捜査してる。でも昔ながらの叩き上げ熱血炎とも少し違う」など、感動の声とともに万丞のこれまでの刑事人生に想いを馳せるようなコメントが多数投稿される。
またラストでは田中要次が登場。田中さん演じる男性が万丞に渡した封筒のなかには“anonymous@dws.com”と書かれたカードが。このラストに「田中要次さん出るなんて言ってた?」と驚きの声が上がるとともに「気になる存在ですね。来週も楽しみ」「気になって寝れないよ」といった反応も多数上がっている。