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1980年代、農業で成功することを夢見て、アメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く本作。今回解禁となった場面写真には、ジェイコブ(スティーヴン・ユァン)がアーカンソーの荒れた土地を前に少年のように目を輝かせている表情や、農作業へ打ち込む姿などが写し出されている。
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タイトルの『ミナリ』とは、韓国語で香味野菜のセリ(芹)のこと。たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいと言われていることから、次なる子ども世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている。優しい眼差しで息子を見つめる写真からは、「子どもたちに成功する姿を見せてやりたい」と願うジェイコブの熱い想いが溢れ出すかのようだ。
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スティーヴンは本作でも確かな演技力を発揮、強引なやり方に反対する妻(ハン・イェリ)との衝突や予期しない困難が降り注ぐ中、農園を作る夢の実現のために揺るぎない意志をみせるジェイコブを、泥臭くも人間味たっぷりに演じている。
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サンダンス映画祭でのグランプリ・観客賞受賞を皮切りに、ナショナルボード・オブ・レビューで作品トップ10に選出、助演女優賞(ユン・ヨジョン)とオリジナル脚本賞受賞など、各国の映画祭、映画賞にて早くも138ノミネート、50受賞(※TOP10選出含む/2月1日現在)を記録。
現地時間2月3日(水)に発表となるゴールデン・グローブ賞では作品賞の対象外となったことに疑問の声が多く上がるほど、数多くの人の共感を呼んでおり、「『パラサイト 半地下の家族』に続きアカデミー賞で波乱を起こす作品」と注目を集めている。
『ミナリ』は3月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。