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ディケンズ自ら「著作の中で一番好きだ」と公言し、これまで6度も映像化されているイギリスの国民的作品を原作の持つユーモラスな魅力に新たな光を当て、絶品のエンターテイメントに生まれ変わらせたのは、『スターリンの葬送狂騒曲』のアーマンド・イアヌッチ監督。
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監督が、本作で最もこだわったのがキャスティング。「なるべく多彩なキャストにしたかった」と、あらゆる人種を混ぜ合わせたキャスティングにこだわり、まず主役のデイヴィッドに『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ホテル・ムンバイ』のデヴ・パテルにオファー。インド系の両親のもとロンドンに生まれ、アカデミー賞ノミネート経験のあるパテルを最初から念頭に置いていた監督は「デヴ以外考えられなかった。彼には真っ先にこの映画の話をしたんだ。役を受け入れてくれて、本当に安心したよ。他の選択肢などなかったからね!」。
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さらに、監督は『スターリンの葬送狂騒曲』のキャスティング・ディレクターとともに主人公を取り巻く個性的な登場人物にぴったりな俳優たちを見つけ出していった。
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裕福で気性が激しいが、路頭に迷ったデイヴィッドを支えていく伯母役に、今年9月のヴェネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受賞した名女優ティルダ・スウィントン。
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「007」シリーズのQ役で人気を博し、最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開も待たれるベン・ウィショーは、デイヴィッドに爬虫類のように付きまとう奇妙な世話係ユライア・ヒープを怪演!
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伯母の同居人ミスター・ディック役に「Dr.HOUSE」「ナイト・マネジャー」のヒュー・ローリー、下宿先の主人ミスター・ミコーバー役に「ドクター・フー」『パディントン』のピーター・キャパルディ。
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そして『ダンケルク』のアナイリン・バーナード、マーベル映画『ドクター・ストレンジ』『アベンジャーズ』シリーズでウォン役を演じたベネディクト・ウォンらの姿も。
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この顔ぶれにはパテルも「ピーター・キャパルディ、ヒュー・ローリー、ティルダ・スウィントン、ベン・ウィショーが醸し出す空気感を、僕、つまりデイヴィッドが観察しているって感じ。見事なキャストに支えられてます。最高ですよ!」と大絶賛。解禁となったキャラクターカットからも伝わる、強烈だけど憎めない魅力的なキャラクターを、英国を代表する俳優たちが嬉々として演じているのが本作の大きな魅力のひとつとなっている。
『どん底作家の人生に幸あれ!』は2021年1月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて順次公開。