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チュティモンは『バッド・ジーニアス』の後も、ファッションアイコンとしても世界的に活躍、「VOGUE HONGKONG」や「Harper’s BAZAAR THAILAND」など多くのファッション雑誌の表紙を飾り、タイ国内のみならず世界各地で若者から絶大な人気を誇る。本作ではトレードマークのロングヘアをカットしてイメージを一新、女優としての新境地を開拓することに成功。
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10月28日(金)に発表となる第14回アジア・フィルム・アワードでは、筒井真理子(『よこがお』)、チョン・ユミ(『82年生まれ、キム・ジヨン』)らとともに主演女優賞にノミネートされる快挙を成し遂げた。
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彼女が演じる主人公ジーンは、留学先の北欧でミニマルなライフスタイルを学んだデザイナー。帰国後、実家のビルを自分のデザイン事務所に改装することを思い立ち、モノにあふれた家の“断捨離”を始める。部屋が整理されていくのと反比例して、モノにまつわる思い出が溢れだしジーンの心は次第に乱れていく。時は年の瀬、彼女は新たな気持ちで新年を迎えることが出来るのか――。
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予告編では「ゴールを設定する」「想い出に浸らない」「迷わない」という断捨離の3ステップを踏みながら、チュティモン演じるジーンが順調にものを捨てていく前半から一転、友人からプレゼントされたCDを捨ててしまったり、カメラを返すために元恋人に会ったことで次第に心が乱れていく様子が描かれている。
ベッドに横たわるジーンの切なげな表情とともに映し出される「ひとの気持ちは、簡単に仕分けられません」というキャッチコピーが後を引く予告編だ。
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併せて、高く詰まれたゴミ袋が並ぶ中でジーンがひとり座り込む姿や、涙する姿、元恋人や家族との関係性が窺える場面写真も解禁となった。
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本作は第15回大阪アジアン映画祭のグランプリに輝いたほか、世界各地の映画祭にも多数招聘されており、ドイツのハンブルク国際映画祭ではAsiaExpress部門に正式出品され、10月21日から始まる第25回釜山国際映画祭「アジアの窓部門」にも青山真治監督『空に住む』、沖田修一監督『おらおらでひとりいぐも』などとともに正式出品が決定している。
『ハッピー・オールド・イヤー』は12月11日(金)よりシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。