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スペインで開催中の「第68回サン・セバスティアン国際映画祭」オフィシャルコンペティション部門でのワールドプレミア上映に合わせて行われた今回の映画祭公式のリモートプレスカンファレンスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で現地に直接出向くことは叶わなかったが、日本からリモート形式で質疑応答を行った。
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会見を終えた仲野さんは「手汗が止まらなかった!」と同映画祭に初参加した感想をふり返り、「海外の記者や批評家の方が作品を多角的に観てくれて質問してくれて嬉しい。作品が海を越えて違う国の人に観てもらえることの素晴らしさを体感できました。いい経験ができて良かったです」と笑顔を見せた。
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また、『海街diary』で観客賞を受賞するなど、同映画祭とはゆかりの深い是枝監督は「出品が本コンペと聞いたときは驚きました。僕は2本目での出品だったのに、1本目から本コンペなのか!?と嫉妬も含めて」と笑わせた。
劇中には、仲野さん演じるたすくが極寒の海辺で全裸になるシーンが登場。これについて仲野さんは「死を覚悟するくらいの寒さ。あの一瞬の寒さは過去一だった」と明かし、是枝監督は「撮影に至るまでなかなか了解が得られず、最終的には佐藤監督が何度も現地に通って説得し、やりたいことを現地の方々に理解していただけた」と舞台裏を話した。
そして、幼少期から付き合いのある柳葉敏郎との共演について仲野さんは「よくお年玉をもらいに行って泣かされていた関係性だったのに、まさか現場で、しかも秋田を舞台にした主演映画で共演できるとは…。感慨深かった」と共演をふり返っている。
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なお、授賞式は日本時間9月27日(日)早朝に実施予定だ。
『泣く子はいねぇが』は11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。