ある悲しい事件をきっかけに、 心のよりどころを失った美しきダンサーのエマ。 振付師の夫・ガストンとの結婚生活が破綻し絶望のどん底に突き落とされたエマは、ある思惑を秘めて、その妖しい魅力で実直な消防士と彼の妻を虜にする。エマの不可解なまでに奔放な行動の裏には、ある衝撃的な秘密が隠されていた…。
主人公・エマを演じるのは、会って10分後に監督が主演オファーした脅威の新星マリアーナ・ディ・ジローラモ。そして、エマの夫ガストンには、『天国の口、終りの楽園。』で世界的に脚光を浴び、その後も『モーターサイクル・ダイアリーズ』『バッド・エデュケーション』『バベル』「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」などの話題作に出演、M・ナイト・シャマラン監督の新作映画も決定しているガエル・ガルシア・ベルナル。ラライン監督とは『NO』『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』と強力タッグを組んできた。
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今回解禁する予告編では、ジェンダーレスでボーダーレスのヒロイン・エマが、別居中の夫、家族、エマを敬愛してやまない友人たち、夫と離婚するために雇った弁護士、車の放火現場で出会った消防士…自分の欲望のために、あらゆる人々を巻き込みながら、ミステリアスなルックスと大胆で過激な行動力で、“ある計画”を遂行する様が描かれる。
鮮烈な映像美の中、体の奥底から満ちあふれる魂の叫びを体現するかのような、レゲトンに彩られた世界を浮遊するエマ。その妖しい魅力を放つ新星女優マリアーナの存在感。あらゆる人を虜にしていく彼女の真意は何なのか? あらゆる観客を欺いて仕掛ける“愛の罠”を体感したくなる予告編となっている。
監督は、ハリウッド映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』で第73回ヴェネチア国際映画祭、第89回アカデミー賞、第74回ゴールデン・グローブ賞を賑わせ、米アカデミー賞に輝く『ナチュラルウーマン』の製作を務めたチリ出身のパブロ・ラライン。 クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じる監督作『Spencer』(原題)の製作が決定しており、また外出制限下に撮影された短編集「HOMEMADE/ホームメード」(Netflix)の製作・監督陣にも名を連ねている。

『エマ、愛の罠』は10月2日(金)よりシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラスト有楽町、kino cinéma立川高島屋S.C.館ほか全国にて公開。