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本作は、2019年サン・セバスティアン国際映画祭に正式出品され、その斬新な試みが話題となったフランス映画。1990年代から2010年代まで、25年にわたり撮り続けたホームビデオの映像をつないでふり返る手法で、当時の時代の空気感をリアルに再現している。
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今回公開された予告編は、「黒子のバスケ」や「文豪ストレイドッグス」、ハリー・ポッターの吹き替えなどで知られる声優の小野賢章がナレーションを担当。
映像は、13歳のときに初めてビデオカメラを手にしたマックスの姿から、家族や一緒にふざけ合った友達の笑顔、仏サッカーW杯でのどんちゃん騒ぎなどが映し出されていき、そして新たに映画のラストシーンを準備することを決意する様子も。
本作の監督アントニー・マルシアーノは、時代の空気感を再現するために、90年代のビデオ画質に近づけるカメラテストを半年かけて行ったり、ラッシュフィルムのようなラフさを演出するためあえて聞き取れないセリフを入れたりと、通常とは逆の整音作業にもこだわりが。
また、2001年米同時多発テロ事件や2015年パリ同時多発テロ事件などは編集でカット。その理由について監督は「人生の悲しい出来事を撮るためにビデオカメラを使うわけではない。マックスがカメラに夢中になったのは、ありふれた日常の中にある平凡な幸せと、いつも自分のそばにいてくれた大切な人たちを記録するためだったのだから」と説明している。
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『PLAY 25年分のラストシーン』は11月6日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、kino cinema立川高島屋S.C.館ほか全国にて順次公開。