数日前、新型コロナウイルス感染症の収束の兆しが見えないアメリカで、ワーナー・ブラザースがクリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』の3度目の公開延期(無期延期)を決めた。23日(現地時間)、ディズニーもワーナーに続く形で『ムーラン』の無期延期を発表。同作は、当初3月27日に全米公開を予定しており、その後7月24日、8月21日と公開日が変更されていた。ディズニーの広報は「ここ数か月の間、このような世界的な健康危機が起きている状況で、映画をどのように公開するのかを確定するのは難しいことです。そのため、『ムーラン』の公開を休止し、世界中の観客に対してどうすれば効果的にこの作品を観てもらえるかを考えたいと思います」とコメントしている。ディズニーでは『ムーラン』以外にも公開が先延ばしになった作品がある。前作からすでに10年以上の月日が流れた『アバター』もそのうちの1つだ。監督のジェームズ・キャメロンが、ツイッターに手紙を掲載。「新型コロナウイルスが発生するまではすべてが順調で、2021年12月に公開できる予定だった」と前置きをしたうえで、同作の制作に大幅な遅れが出ていることを伝え、「この遅れに対し、誰よりもがっかりしているのは私だ」と悲しんでいる様子をつづった。『アバター』2作目の公開は1年先の2022年12月、3作目は2024年、4作目は2026年、5作目は2028年になる見込み。また、『スター・ウォーズ』の新たな3部作についても1年先送りとなり、1作目が2023年12月、2作目が2025年、3作目が2027年になるという。
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