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新米弁護士カスパー・ライネンが戦後ドイツの“不都合な真実”に直面していく本作は、実際に存在するドイツの法律の闇を暴く骨太なリーガル・サスペンスでありながら、カスパーが私情と正義の狭間で葛藤しながら一人前の弁護士になっていく成長物語としても楽しめる。
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そんなカスパー役を演じたのは、『ピエロがお前を嘲笑う』、『はじめてのおもてなし』のエリアス・ムバレク。原作者のシーラッハの大ファンだという彼は、「撮影前、2人で食事したよ。彼は撮影現場にも来たし映画も見てくれた。失望はさせない」と言い、映像ではハグをしてシーラッハが衣装を褒める様子も。
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また、エリアスについて監督のマルコ・クロイツパイントナーは「早くから役作りをしてくれた。裁判所に行き、弁護士に会い、調査し、刑事訴訟法も暗記してた」と役に真摯に向き合っていたと明かし、被告人コリーニを演じたフランコ・ネロも「エリアスはすごい。才能豊かで素晴らしい仲間だよ。しかも謙虚だ。馬が合った」と太鼓判を押し、2人が談笑する様子も映し出されている。
『コリーニ事件』は全国にて公開中。