「モーニング」(講談社)連載の鈴ノ木ユウによる同名コミックを原作に、綾野剛を主演に迎えた本作。綾野さんが演じるのは、患者に寄り添う産婦人科医でありながら情熱的で謎多き天才ピアニストでもある鴻鳥サクラ。
ペルソナ総合医療センターでサクラが率いるチームの産婦人科研修医・下屋加江に松岡茉優。サクラを研修医時代から知るベテラン助産師・小松留美子に吉田羊。新生児科の研修医・白川領に坂口健太郎。サクラと同期入局の産婦人科医・四宮春樹には星野源。そのほか山口紗弥加、清野菜名、浅野和之、江口のりこ、大森南朋といったキャスト。
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「14歳の母」では院長・大澤政信(浅野さん)の紹介で、中学2年生の少女・吉沢玲奈(山口まゆ)が母親の昌美(中島ひろ子)に連れられサクラの診察を受ける。すでに妊娠8か月で堕胎できない状況の玲奈に、若い年齢での出産について丁寧に説明しようとするサクラだが、本人は実感がないのか、自分が母親になるという覚悟もなければ、新しい命が宿っている自覚すらない様子だ。
さらにお腹の子の父親・元倉亮(望月歩)は同級生。当事者2人がまだ中学生のため、今後のことを両家の親が話し合ったというが、亮の父親の一方的な発言で話は平行線、赤ちゃんを誰が育てるのか決まらないまま。日に日に大きくなっていく玲奈のお腹。幼い2人の赤ちゃんは、どんな運命をたどるのか…というストーリー。
本エピソードで“14歳の母”を演じているのは、当時中学3年生だった山口さん。その後も『僕に、会いたかった』『下忍 赤い影』『太陽の家』といった映画から、3月まで放送されていた「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」にゲスト出演するなど若手実力派女優として活躍。
玲奈の子の父親・亮役には映画『五億円のじんせい』や「母になる」「3年A組-今から皆さんは、人質です-」などのドラマでも注目される望月歩。
本作でも共演している綾野さんと星野さんが刑事役でバディを組む「MIU404」は近日放送開始予定。同作の放送を前に2人が共演した本作を存分に楽しんで。
コウノドリ 傑作選「14歳の母」は4月10日(金)22時~TBS系で放送。