『愛なき森で叫べ』は、実際の事件からインスパイアされた狂気と愛憎が渦巻く戦慄のサスペンス・スリラー。もともとドラマシリーズとして企画されて撮影された本作は、その後、編集過程で没入感を最大限に引き出すため、エピソードを区切らずにシームレスの形で151分の映画フォーマットとして完成された。
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オリジナル脚本をベースとしたドラマシリーズ版では、稀代の詐欺師・村田(椎名さん)の大胆な騙しの手口と残忍性、そんな村田をモデルにしたシン(満島真之介)たちの自主映画シーン、村田の餌食となる妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)の高校時代などが追加。映画では明かされなかったキャラクターをより深く掘り起こし、また過激描写などを含めた園監督の世界観が贅沢に盛り込まれた全7話のドラマシリーズとなる。
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ストーリー
1995年。愛知県豊川市から上京したシン(満島真之介)は、ジェイ(YOUNG DAIS)とフカミ(長谷川大)に声をかけられ、彼らの自主映画制作に参加。知人の妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)に出演を依頼する。彼女たちは高校時代、憧れであったクラスメイトが交通事故で急逝するという衝撃的な事件から未だ逃れられずにいた。
引きこもりとなっていた美津子に村田(椎名桔平)から電話がかかってきたのは、世間が銃による連続殺人事件に震撼していたころ。村田は「10年前に借りた50円を返したい」という理由で美津子を呼び出し、巧みな話術とオーバーな愛情表現で彼女の心を奪っていく。だが、村田は冷酷な天性の詐欺師だった。自身の姉も村田に騙されていた妙子によって彼の本性を知ったシンたちは、村田を主人公にした映画を撮り始める。やがて村田は、美津子の父・茂(でんでん)や母・アズミ(真飛聖)をも巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり始める...。
Netflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ : Deep Cut」は4月30日(木)よりNetflixにて世界190か国で配信予定(全7話)。