カントリー歌手としては初の新型コロナウイルスの感染者であるジョー・ディフィーが、亡くなったことが明らかになった。パブリシストが「グラミー賞歌手であり、カントリー界のレジェンドであるジョー・ディフィーが本日3月29日、日曜日に新型コロナウイルスによる合併症で亡くなりました。遺族はプライバシーへの配慮を求めています」と発表した。先週金曜日、ジョーは「医療の専門家のもと、治療を受けています」と新型コロナウイルスに感染していることを公表し、「国民のみなさん、ファンのみなさんに釘を刺したい。このパンデミックには警戒し、慎重になり、気をつけるべきだということを」と呼びかけたばかりだった。ジョーは1990年代に成功を収めた歌手で、ラジオのカントリー音楽の生放送ライブ番組「グランド・オール・オプリ」のメンバーとして25年も出演。13枚のアルバムのうち2枚はプラチナ認定、ほかの2枚がゴールド認定、さらに1999年にはマーティ・スチュアートらとコラボした「Same Old Train」でグラミー賞を受賞した。2001年からはヒットチャートのトップ10入りするようなことはなかったものの、若いカントリー歌手の憧れであることは変わらず、歌詞の中でジョーの名前が語られることもあった。昨年の4月、このようなことにジョーは「最初はとても恥ずかしかったし、慣れるまで時間がかかったけれど、すごく光栄なこと。ただただ幸せ」と語っていた。