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グレッチェン・カールソンはスタンフォード大学を優等で卒業、ミス・アメリカにも輝いた経歴を持ち、長年「FOXニュース」でトップキャスターとして活躍した人物。本作はまさにその彼女が、同CEOだったロジャー・エイルズをセクハラで提訴した実話をもとにした物語だ。
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本作出演のきっかけについて、「内容に惹かれたのだと思う。この重要な歴史的瞬間を表現しているというか。後々、振り返った時に、この時期は大変革を起こした転機と言う風に捉えられると思う。物語に凄まじい説得力があったし、しかも女性の観点から描かれていた」とニコール。「エンターテイメントの要素を含みながらも、非常に、非常に衝撃的な内容。そこに惹かれたのだと思う」と、エンターテインメントでありつつも、時代の変革を映し出したようなタイムリーな衝撃作であることをアピールする。
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また、実際のグレッチェン自身は、エイルズの辞任後、親会社の21世紀フォックス(当時)から2000万ドル(20億円以上)の和解金を受け取り、その際に秘密保持条項を結んでいる。よって、過去について第三者に情報を与えることは禁じられており、当然本作にも一切関与していない。
そんなグレッチェンを演じたニコールは、本作に登場する女性キャラクターたちが観客に与える影響について、「メーガンにせよケイラにせよ、観客はこの2人から、彼女たちが受けた暴力を実際に身体で感じとることができる。でも、グレッチェンに関しては、エイルズと同じ部屋にいるシーンはないし、彼女が何を経験したのかは分からない」と言う。
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「だからこそ逆に、彼女が何に対抗しようとしているのか、何を変えようとしているのか、何を自分の権利だととらえているのか、が浮き彫りになる。そこに説得力があることを願っているわ」と、見どころとなるポイントを呼びかけている。
『スキャンダル』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。