NBAの元スター選手、コービー・ブライアントの突然の訃報で、急きょ追悼のパフォーマンスなども行われた今回。
Remembering Kobe Bryant tonight while we honor music in the house that he built. Thank you @aliciakeys and @BoyzIIMen for the tribute. pic.twitter.com/lKlml9gF8H
— Recording Academy / GRAMMYs (@RecordingAcad) January 27, 2020
「Bad Guy」の年間最優秀楽曲など、主要4部門全てを受賞したビリー・アイリッシュは、1981年に開催された第23回で受賞したクリストファー・クロス以来の快挙を達成。
また、ビリー・アイリッシュの兄・フィニアスは、最優秀プロデューサー(ノン・クラシック)を受賞し、同じく5部門での受賞となった。一方、最多8部門にノミネートされ、冒頭に圧巻のパフォーマンスを披露したリゾは3部門の受賞となった。
そのほか、注目の受賞者としては、グラフィックデザイナー/ディレクターの小池正樹が最優秀ボックス/スペシャル限定盤パッケージで第50回の同部門で受賞して以来、今回で2度目の受賞に。
最優秀ジャズ・アンサンブル・アルバムに「Dancer In Nowhere」でノミネートされていた挾間美帆のほか、ノミネートされていた日本人の受賞は惜しくも叶わない形となった。
授賞式後、最優秀新人賞、年間最優秀楽曲および年間最優秀レコード「Bad Guy」、年間最優秀アルバム「When We All Fall Asleep, Where Do We Go?」と主要4部門を含む5部門の受賞で今回最多となったビリー・アイリッシュから受賞のコメントが到着。

受賞を受け、「あなたが次に目指しているものは何ですか?」と問われると、「私が考えてるのは、今この瞬間を味わうことだけ。でも理性的になって考えてみるけど、次が何になるかは分からない。私がその時にやりたいと感じることをやるだけかな。その時の気分に合わせてやると思う」とコメント。
今回の受賞は、ファンたちにとってどんな意味があるかという質問には、「オーマイゴッド、すごく意味があるといいな」と感激の様子で、兄のフィニアスは「彼らが今回の受賞を祝ってくれているといいなと思う。今回の結果は彼らのおかげだからね」とファンへの感謝を強調。
さらにビリーは「このアルバムは、私達が育った実家のベッドルームで作ったの。マスターベッドルームとリビングルームでもね。だから、マジで何だって可能だってことなのよ(笑)」と、彼らを勇気づけるコメントも寄せている。
「第62回グラミー賞授賞式」は1月27日(月)22時~WOWOWプライムにて放送(※字幕版)、3月24日(火)22時30分~WOWOWライブにてリピート放送(※字幕版)。