趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きる車椅子のジョゼ。自分の夢を追いかける大学生の恒夫。ある晩、ジョゼは恒夫と出会い、意を決して彼と共に外の世界へ飛び出すことに決める──。
「ジョゼと虎と魚たち」は、2003年に妻夫木聡と池脇千鶴主演で実写映画化され、高評価を得た。さらに海外でも注目を集め、いまも色褪せることなく愛され続けている。

今回の劇場アニメ化では、『おおかみこどもの雨と雪』助監督や「ノラガミ」シリーズの監督タムラコータローが、アニメ映画初監督に挑戦。
「ようやく発表できました」と安堵の思いを述べたタムラ監督は、「田辺聖子さんの短編小説『ジョゼと虎と魚たち』が執筆されてかれこれ干支が三周しようとしてるわけですが、この作品にはどんなに時が経っても多くの人の心を捉えて離さない不思議な魅力があります。どこにでもありそうで、どこにもなかった物語。新しい時代を迎えた今だからこそ映像化を通して再度スポットライトが当てられれば幸いです」とコメントしている。
そして、脚本は「恋仲」「好きな人がいること」の桑村さや香。キャラクターデザインは「妖狐×僕SS」「クジラの子らは砂上に歌う」の飯塚晴子。アニメーション制作は「鋼の錬金術師」「僕のヒーローアカデミア」シリーズなどを手掛けるボンズが担当し、新たなジョゼが描かれる。
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さらに、雑誌「ダ・ヴィンチ」にてコミカライズ化も決定。2020年2月号(1/6発売)より連載がスタートする。
アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』は2020年公開予定。