鈴鹿さんの2019年は「物事が始まって終わることも学んでいった年」
俳優デビューとなった本年、「なつぞら」、『蜜蜂と遠雷』、「おっさんずラブ-in the sky-」、『決算!忠臣蔵』と、4本もの作品に立て続けに出演した鈴鹿さん。2019年の手触りを問うと、「物事が始まって終わることも学んでいった年」と、感慨深そうに答えた。
「2019年は、『決算!忠臣蔵』の撮影で始まりました。公開は11月22日ですけど、ロングランしてほしい…という願いも込めて、年末まで上映するとしたら、始まりと終わりが『決算!忠臣蔵』になります。作品は、全部クランクインして、クランクアップして、宣伝活動が始まって、公開して、終わっていくんだなと感じて。丸々1年かかった『決算!忠臣蔵』に関わったことは、一番大きな出来事でした」。
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鈴鹿さんが出演する『決算!忠臣蔵』は、赤穂浪士による討ち入り計画の実情を、お金の面から描いた新たな時代劇。『忍びの国』、『殿、利息でござる!』など、これまでもキャッチ―な切り口で時代劇をみせてきた中村義洋が監督、脚本を務めた。物語の主役である赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助を堤真一が、勘定方の矢頭長助を岡村隆史が担当し、コメディからシリアスまで緩急つけて演じ分けているのが大きな見どころのひとつ。鈴鹿さんはと言うと、矢頭長助の息子・矢頭右衛門七を演じた。
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