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フォード・モーター社の使命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビーをマット・デイモン、破天荒なイギリス人レーサー、ケン・マイルズをクリスチャン・ベイルが演じ、2人とも賞レースの主演男優賞部門にエントリーされている本作。
この日の会場は、公開を待ちわびるファン300名や、世界中のメディアで溢れかえり、劇中にも登場する歴史を作った名車たち(フォードGT40 MK ll、フェラーリ330P4など)が展示され、まるで会場はサーキットにいるかのような臨場感。
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レッドカーペットには本作のメガホンをとったジェームズ・マンゴールド監督(『LOGAN/ローガン』)、フォード社の社長でル・マン24時間レースでの打倒フェラーリを誓うヘンリー・フォード2世を演じるトレイシー・レッツ(『レディ・バード』)、フォード社の重役でシェルビーにレースカー開発を依頼するリー・アイアコッカ役のジョン・バーンサル(「ウォーキング・デッド」)、シェルビーとマイルズに嫌がらせを繰り返すフォード社副社長のレオ・ビーブ役のジョシュ・ルーカス(『アメリカン・サイコ』)、一流レーサーである父ケン・マイルズを心から慕う息子ピーター・マイルズを演じたノア・ジュプ(『クワイエット・プレイス』)らが登場し、ファンの声援を受けながら世界中から集まったメディアの取材に応じた。
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最後に満を持して登場したのは、敏腕レーサーとして名を馳せるも病気が原因でレーサーの道を絶たれ、カー・デザイナーとして返り咲くシェルビーを演じたデイモン、レーサーとしての腕前は超一流にも関わらず、極端に怒りっぽく気性の荒い伝説のレーサー/マイルズを演じたベイル。2人は、なんと劇中に登場する名車を自ら運転して颯爽と登場!
デイモンは「素晴らしい奇跡の大逆転の物語だと思ったんだ。また、これまで聞いたことがないストーリーだった。観客がとても気に入ってくれるといいなと願っているよ。僕らはもちろん、映画の出来にとてもハッピーだよ」と本作に対する自信を告白。
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本作でハリウッド映画賞監督賞を受賞したマンゴールド監督は、「世界でもっとも偉大な2人の俳優だよ。そして、彼ら2人の間には素晴らしい相性があった」とW主演のデイモンとベイルを称える。「多くの意味で、マットは、ものすごく禅的で、すごくさりげない。クリスチャンは、もっと爆竹みたいなんだ。だから2人の間にはたくさん火花が散る。とても素晴らしかったよ」と名優たちの仕事ぶりに賛辞を送り、また一つ歴史が動くことを予感させた。
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『フォードvsフェラーリ』は2020年1月10日(金)より全国にて公開。