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5月の第72回カンヌ映画祭でワールドプレミアとなった本作は、全米公開までの2か月間、その全貌はヴェールに包まれていたが、先週ついに全米公開、多くのタランティーノファン、映画ファンが劇場に詰めかけた。すると、これまでタランティーノ作品最高オープニング成績となっていた2009年8月23日公開の『イングロリアス・バスターズ』の3807万ドルを更新、4035万ドルのオープニング成績でタランティーノ作品歴代No.1の大ヒット!
本作でプロデューサーをつとめる、『ハリー・ポッター』魔法シリーズや『ゼロ・グラビティ』でもお馴染みのデヴィッド・ハイマンが「クエンティン作品の中でも極めてユニークかつ最も感情がこもった作品」というだけあって、タランティーノ自身が実際に育った当時のハリウッド、そしていまや失われてしまったハリウッドを描くべく、5年の歳月を費やして脚本執筆。
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常日頃から「映画を10作撮ったら監督を引退する」と公言し、本作はタランティーノの「最後から2番目の監督作」とされていたが、本作完成後のキャンペーン中には「この作品で最後にする」とタランティーノ自身の口から発せられるほど、彼の映画人生を賭けた渾身の作品となっている。
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また、本作はこの夏公開されるスタジオ作品の中で唯一のオリジナル脚本作品であり、シリーズ大作やリメイクがメインストリームである現在のハリウッドに対し、監督、脚本、製作を一手にこなすフィルムメイカー=タランティーノが一矢報いる形のヒットとなっている。
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は今後ヨーロッパ、アジアなど世界各国で公開され、日本では8月30日(金)より全国にて公開。