原作は、バカリズムさんが2006年から3年の月日をかけ、銀行勤めのOLのフリをしてネット上にこっそり綴っていたブログの書籍化「架空OL日記」。
2017年には連続ドラマ化され、銀行を舞台にOLたちの日常生活を描いた本作は、多くの女性の支持を獲得。優秀番組・個人・団体を顕彰する賞「第55回ギャラクシー賞」にてバカリズムさんは特別賞を受賞、優れた脚本家に贈られる「第36回向田邦子賞」も受賞した。
そんな大きな話題となったドラマ放送から約2年。今回の映画化決定にバカリズムさんは「そのうちやれるとは思っていましたが、率直な気持ちとしては、嬉しいです」と喜ぶ。
また、詳しいストーリーなどはまだ明かされていない本作だが、「ドラマ版と一緒で、これといった事件は起きないのですが、見る人が心地好く、ずっと見ていられる作品だと思います」と説明し、映画化するにあたり、脚本上で気をつけた点については「特には、無いですね。逆に、映画だからといって変えることないようにしました。ドラマ版と同じ世界で、その世界が壊れないように。ドラマ版を見ていた人もすんなりと作品に入れるように心がけました」と明かしている。
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さらに、住田監督も「ここで大々的にドカーンとぶち上げれればいいんですが…正直ありません(笑)。ドラマ同様、淡々とOL生活を描きます。ただ面白いです。そして新キャラクターも登場しますのでご期待ください」とコメント。一体、どんな新キャラなのか? 誰が演じるのか? 引き続き続報に注目していて。
『劇場版 架空OL日記(仮)』は2020年、全国にて公開予定。