「イブニング」(講談社)連載中の同名コミックをドラマ化、ロボットハンドの義手を持つ変わり者の天才科学者・紐倉哲を山下さんが演じ、紐倉が濱田さん演じるお人好しで正義感の強い熱血助手・高家春馬と、菜々緒さん演じるクールでやり手な官僚・牧野巴と共に次々と起こる難事件を、天才的なひらめきとアッと驚く科学的な方法で鮮やかに解決していくヒューマンサイエンスミステリーである本作。
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※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
紐倉はSNSで話題になっている“呪いの血のポスター”に興味を持つ。それは園川務(柄本明)が会長を務める巨大企業キガシマホールディングスのポスターで、務の息子で後継者候補だった直継(夙川アトム)の飛び降り自殺とも関係があると言われていた。
“呪いの血のポスター”と直継の自殺の関連を調べることにした紐倉たちだが、そこに経産省が横やりを入れてきた。さらに経産省のアドバイザーは紐倉の大学時代の同期・遠藤匡晃(要潤)。昔から紐倉を一方的にライバル視している遠藤は、今でも対抗心むき出しで紐倉に絡んでくる。
紐倉たちがさらに調べを進めると園川家に伝わる“鬼の血”伝説に辿り着く。園川家の祖先はある島にたどりついた鬼の子孫だというのだ。務の父で直継の祖父は赤い髪で“鬼”のような性格だったという。さらに直継も実は赤髪だった。直継はビジネスパートナーである遠藤に自らの家系の遺伝子調査を依頼、自分に暴力性と関係のある遺伝子が存在することを知り絶望、自殺を計ったのだった…というのが今回のストーリー。
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人を決めるのは“遺伝子”か“環境”か。誰にも関係あるこのテーマを描いた今回、“MAOA遺伝子”という存在を本作で知った視聴者からの「MAOA遺伝子……依存症になりやすい遺伝子!!そういうものがあるのか!!」「MAOA遺伝子のことを初めて知りました。インハンドは毎週新たな学びも得られるから凄く面白い!」などの声のほか「これから生きる子に呪いをかけるような遺伝子至上主義は無益、というメッセージはとても良かったと思う」「遺伝子や環境よりも先入観の方がよっぽど危険、紐倉博士の言葉とても心に響きました!」など、本作が発したメッセージに共感する声などが多数寄せられる。
また「紐倉博士も明るくなったね 犬を撫でたときの笑顔は見ていて心が落ち着くいいシーン」「笑顔が増え、人との関わりが好きになって来てるよね」など紐倉の性格の変化について触れたツイートも多数。ラストが近づくなか、変わりつつある紐倉にも改めて注目が集まっているようだ。