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新海監督と「RADWIMPS」は、前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、緻密な作業がいまもなお行われている。映画の大切なシーンで「RADWIMPS」が書き下ろした主題歌5曲、劇中音楽が使用される。
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今回再びタッグを組むにあたり、「お互い初めましての気持ちでやりましょう」「前回とは違うことをやりましょう」と話していたそうで、「僕ではない誰か女性の声で歌が入ってほしい」という「RADWIMPS」野田洋次郎の発案のもと、1年ほどにも及ぶ期間をかけて女性ボーカルを選定するオーディションを開催。
多数の候補者の中から選ばれたのが、若手実力派として高い評価を得ている女優の三浦透子だ。2002年、SUNTORY「なっちゃん」のCMでデビューし、松居大悟監督の『私たちのハァハァ』で主演、『素敵なダイナマイトスキャンダル』「宮本から君へ」などに出演。2017年にはカバーアルバム「かくしてわたしは、透明からはじめることにした」でボーカリストとしてCDデビューも果たしている。
「前作とは異なる世界観にしたかったということと、女性ならではの、より大きな存在感でこの作品を包み込んでほしいと思ったから」と今回の女性ボーカル起用へ進んだ理由を語った野田さんは、「三浦さんの声は発せられた瞬間に、どんな天気をも晴れにしてしまうような圧倒的で不思議な力を持っていました。まだ何にも染まっていない荒削りながらもまっすぐなあの歌声で今回『天気の子』の楽曲を歌ってもらえたことは、この映画にとって幸福なことだったと思います」と三浦さんの歌声についてコメント。
また新海監督は「役者の歌声というよりも、世界そのものの響きのような声。個人の感情をすこしだけ越えたような何かを、まっすぐに運んできてくれる声」と三浦さんの印象を明かし、「『透子さんの歌声が輝く瞬間を、この映画が輝く瞬間になるようにしよう。』RADWIMPSとそう話しながら映画を組み立てていきました。皆さんに、映画館でその瞬間を確かめていただけたら嬉しいです」と話している。
そんな2人から絶賛を受けた三浦さんは「私の声に託してくださったこと、心より嬉しく思います。2ヶ月程かけて、野田さんのディレクションの元、ゆっくり丁寧にレコーディングをしていただきました。出来上がった曲が送られてきて、それを聴いて、私が歌って、また送られてきて、送り返して、となんだか手紙のやりとりをしているようで、とても楽しかったです」とふり返っている。
なお、映画公開同日には映画のサウンドトラックでもある「RADWIMPS」の最新作のリリースも決定。公開中の予告映像で使用されている「愛にできることはまだあるかい」を含む、主題歌となるボーカル楽曲5曲、27曲の劇伴が収録されている。
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『天気の子』は7月19日(金)より全国東宝系にて公開。
RADWIMPS new album「天気の子」は7月19日(金)リリース。