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英国の名優として知られるレイフが、旧ソ連の伝説のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの若き日からパリでの亡命にいたるまでを映像化し、自らも出演した本作。世界三大バレエ団で活躍し、バレエ史に燦然と輝くヌレエフの光と影を、見事に描ききっている。
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まず、物語について「彼の青年時代に心を奪われたんだ。青春や学生時代を経て、彼はソ連からの亡命を決断する」と語るレイフ。また、資金調達の際、「君が出演すれば助かる」と言われ、当初予定のなかった自身の出演について触れた。
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「僕が演じたのはA.I.プーシキン。レニングラードで名が知られていた偉大なバレエ教師だ。ルドルフに関する逸話には、偉大な教員が登場する。彼の指導法は、優しい物腰で、あれこれ指示を出さないんだ。生徒に失敗をさせて、自分で何が悪いか理解させる。生徒はみずから自分を正す。それが彼のテクニック」と言う。
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自ら監督を務めたことについては演出について「みんなが我慢強く付き合ってくれて感謝している。みんな応援してくれたよ。最高のものを作りたいという雰囲気があった』といい、「最高のキャストに恵まれたよ。とても協力的だった」とレイフ。バレエシーンの撮影についても、馴染みがないながら「大きな挑戦だった」とふり返っている。
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そして、作品の見どころについては「(オレグ・イヴェンコ演じる)主人公のとりこになってほしい。彼に興味を持ち、刺激を受け、感動してくれると嬉しい。若き芸術家の肖像だから、彼はまだ角が取れていない。彼が体験した孤独、そして想像力、茶目っ気も描かれる。イヤな部分も冷酷さも、すべて彼の若さだ。若者である彼が自己実現する物語。そこが感動的だ」と、期待を込めて語っている。
『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』は5月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。