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第75回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞(監督賞)受賞、第44回セザール賞にて監督賞など4冠に輝いた本作は、黄金が4人の男たちを狂わせていく一攫千金ウェスタンサスペンス。
到着した予告映像では、いつも冷酷に殺しの仕事をこなす兄・イーライ(ジョン・C・ライリー)が、女性には奥手であることを弟・チャーリー(ホアキン・フェニックス)にからかわれ、ムキになって言い返す兄弟喧嘩のシーンから始まる。
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ある日、政府からの内密な依頼で、連絡係(ジェイク・ギレンホール)とともに追うことになったのは、黄金を探す化学式を知る化学者(リズ・アーメッド)。居場所を突き止めた連絡係は兄弟に知らせようとするが「黄金によって暴力に支配されない社会を作りたい」という化学者の言葉に心酔、逃亡に協力することに。その後、連絡係の裏切りに感づいた兄弟が彼らを追いかけるが、「黄金の半分は君たちにやる」という化学者の言葉に惑わされ、結果、4人はそれぞれの思惑を抱きながら手を組む。
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化学者が発明した“預言者の薬”と呼ぶ液体を川に流し込むと、沈んでいた黄金が光り輝く。簡単に黄金を探すことができ、歓喜する3人。しかし、この時すでに“黄金”は彼らの運命を狂わせ始めていた…。
「弟は親父を殺している」と告白する兄、「一緒に逃げよう」と化学者に提案する連絡係、「俺は殺されるのか?」と思い悩む化学者。トラウマ、憧憬、疑心、そしてかすかな友情。欲望が生みだす様々な感情が人の心を翻弄していく、一瞬たりとも目を離せない予告編となっている。
『ゴールデン・リバー』は7月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。