■第1話ストーリー
垣野内逞が8歳の頃。病院に入院している逞のそばにはいつも、同じ年の女の子・繭がいた。ある日、病室を抜け出して訪れた夜の公園で、逞と繭は夜空を仰ぎながら結婚の約束を交わす。自分たちには未来があると信じて、疑わずに…。
それから7年後。15歳になった逞は、名門・私立紫堂高校に入学。新入生代表の挨拶で壇に上がった女子生徒の顔を見て、驚愕。なんとその女子生徒は、幼なじみの繭だった。全校生徒を前に壇上から大声で「この私から逃げようなんて百万年早いのよ! ぜっっったいに、逃さないからね!」と逞へ向け宣言する彼女は…誰よりも会うのを避けていた大切な初恋の人物なのだった。隠れて猛勉強してまで自分を追いかけてきた繭に対し、逞は戸惑いを隠せない。泣かせたくない大事な女の子との関係を「せっかく終わりにするって決めたのに」。小さい頃に偶然聞いてしまった自分の命のタイムリミットについての記憶が、逞の頭の中でまたよみがえるが…。
■原作は「僕妹」「カノ嘘」の青木琴美の同名コミック
原作は、映画化もされた「僕は妹に恋をする」「カノジョは嘘を愛しすぎてる」など、少女漫画の金字塔となる恋愛作品を多数生み出してきた青木氏の同名コミック。

2005年~2008年にかけて「少女コミック」(現「Sho-Comi」小学館)にて連載され、2007年に「第53回 小学館漫画賞少女向け部門」を受賞。また、2009年には井上真央×岡田将生出演で実写映画化もされたそんな最強純愛ストーリーを、尾崎将也脚本で今回ドラマ化する。
■野村周平×桜井日奈子で純愛を描く
重い心臓病により20歳まで生きられないと宣告を受けている主人公・逞を演じるのは、『ちはやふる』シリーズや『帝一の國』などに出演し、今作がテレビ朝日系ドラマ初主演となる野村周平。また、逞が20歳まで生きられないと知って以来、一途に病を治す方法を探し求める幼なじみの繭を、『ママレード・ボーイ』『ういらぶ。』への出演で話題となっている桜井日奈子が演じる。

「ただキュンキュンしているドラマではないというか。心臓病と向き合う中での葛藤や繭にどう接していけばいいのかなど、そういう人の心の部分が、とてもしっかりと動く作品だなと思いました」と物語の印象を語った野村さんは、「原作の読者の方に恥じないような作品にしますし、いろんな人たちとの絡み合いや人間関係の心のもつれなどを、しっかりと表現できたらいいなと思っております。必ず皆さんに納得いただけるような作品にしたいなと思っています」と力強くコメント。

一方、原作を読み「感動してポロポロ涙が出てきてしまいました」と話す桜井さんは、「そういう作品の良いところをちゃんとドラマでも表現できたらなと思いますし、精一杯頑張りたいです」「一番は2人の純愛だと思っています。原作の漫画もすごく素敵ですが、ドラマになったときにまた違った魅力を生み出せていけるように頑張りたいです」と意気込みを語っている。

■ドラマを盛り上げるキャストも決定
2人のほかにも、熱い恋のライバルに馬場ふみかと松井愛莉。高校生活を彩る仲間に矢作穂香、岐洲匠、富田健太郎、福本莉子。主人公が通う病院の看護師役に是永瞳。主人公とヒロインを支えながらも、時にそれぞれの立場から対立する母親役に真飛聖と石田ひかりに決定。

なお、時に繭を巡る恋敵として対峙するカリスマ生徒会長・鈴谷昂と、逞の高校の同級生で心優しい大親友・鈴谷律役のキャストはまた後日発表されるようだ。

■原作者・青木琴美 コメント
『僕の初恋をキミに捧ぐ』を実写ドラマ化していただけることになりました。
私にとって、国内では初めてのドラマ化作品になります。
しかも、もっと大切な“初めて”があります。
本作のプロデューサーさんは、学生時代から私の作品を読んでくださっていた方です。
読者でいてくださった方に、映像化のプロデューサーをして頂けるのはこれが初めてです。
作家にとって、これほど感慨深いことがあるでしょうか。
漫画『僕キミ』を描き終え、2009年に実写映画が公開されて9年。
今回のドラマ化で、当時『僕キミ』を読んで(観て)いただいた方々に、逞と繭のことを懐かしく想い出してもらえたら嬉しいです。
そして、たくさんの方々に、新しく出会ってもらえたら嬉しいです。
私も、新しい『僕キミ』で、逞と繭に再会できることを、楽しみにしています。
土曜ナイトドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」は2019年1月、毎週土曜日23時15分~テレビ朝日にて放送予定。