■『それでも夜は明ける』監督と『ゴーン・ガール』原作者が奇跡のタッグ!
先月開催された第48回トロント国際映画祭にて初じめて披露されると、その衝撃的なストーリーと豪華な出演陣による圧倒的な演技が話題となり、早くもアカデミー賞ノミネート有力作と声が挙がる本作。
監督はアカデミー賞作品賞受賞作『それでも夜は明ける』をはじめ、『SHAME -シェイム-』のスティーヴ・マックイーンが務め、『ゴーン・ガール』も手掛けた女性推理作家であるギリアン・フリンと共同脚本も手掛けている。
■主演のヴィオラ・デイヴィスの演技に、監督も称賛の嵐!
名立たる共演者の中で主演を務めるのは、デンゼル・ワシントン共演の『フェンス』でアカデミー賞助演女優賞を獲得した実力派女優、ヴィオラ・デイヴィス。最愛の夫を亡くし悲しみに暮れるも、反撃に立ち上がる強靭な女性ヴェロニカを力強く演じている。

彼女と共に女性犯罪チーム「WIDOWS(ウィドウズ)」のメンバーとして立ち上がる未亡人たちに、『ワイルド・スピード』シリーズのミシェル・ロドリゲス、『華麗なるギャツビー』のエリザベス・デビッキ、ミュージカル女優として活躍するシンシア・エリヴォが出演する。

女性陣だけならず、男性俳優陣も豪華なキャストがそろっている。ヴェロニカの夫ハリー役には、『96時間』のリーアム・ニーソン、「WIDOWS」たちに影響を与える政治家、ジャック・モリガン役には『ファンタビ』シリーズをはじめとするのコリン・ファレルが挑む。

ほかにも『ゲット・アウト』でスターダムに駆け上がったダニエル・カルーヤをはじめジャッキー・ウィーヴァー、ロバート・デュヴァルら個性派俳優も名を連ねている。
現地時間10月10日(水)にロンドン映画祭のレッドカーペットにキャスト陣と一緒に登場したスティーヴ・マックイーン監督は、「ヴィオラ・デイヴィスは僕のアイコンなんだ! 彼女はグレタ・ガルボやベティ・デイヴィス、キャサリン・ヘップバーンにも例えられる素晴らしい女優だ」とヴィオラを絶賛。
女性を主人公にしたことに関して「偉大な監督は皆、女性を主人公にした映画を作っている。30年代から50年代には、こういうアイコンとなる女優を主演に起用した映画がよく作られていたよね。そういうタイプの映画が最近は作られなくなっていたけれど、今回とても貴重なチャンスをもらって、彼女のようなレベルの高い女優と仕事ができて、本当に光栄に思っているよ」とコメントした。

『妻たちの落とし前』は2019年4月より全国にて公開。