そんな本作では、主人公のウェイド/デッド・プールが未来からやってきたケーブルと出会ったことをきっかけに、新たな仲間を集めた激ヤバチーム“Xフォース”を結成する。そのメンバーの1人、“運を操る”という特殊能力を持つドミノを演じたザジー・ビーツが自身の役柄について語ったインタビュー映像がシネマカフェに到着。彼女のキャスティング裏話についても明らかにされた。
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ビーツはインタビュー映像の中で、ライアン演じるウェイドをはじめとする登場人物の中でのドミノの立ち位置を語る。ドミノの持つ“幸運”という特殊能力については、「何でも思い通りになったら、何もする気が起きないのでは? そういう意味で彼女の悩みは尽きないと思う」とコメント。
また、役作りついて、ライフスタイルを根本的に変える必要があった、と語る。初めてのアクションシーンの撮影の際は「やってみたらすごくカッコよくできて、すごく誇りに思ったし、いい気分だったわ」と、2か月間もの過酷なトレーニングや撮影中も毎日4時間継続していた体づくりの成果を喜びとともに語った。
そしてビーツは、ドミノの生みの親であるロブ・リーフェルドへの感謝の気持ちも明かした。ドミノを演じる上で人種について悩んだという彼女は「(リーフェルドが)ドミノの人種は限定していないと発言してくれた」と語り、コミックでのドミノというキャラクターの多様性にも言及している。一方のリーフェルドは「彼女が起用された日は大喜びした。こう思ったんだ。『彼女はうってつけだ』と。ライアンと対決して、彼のたわごとをものともしないでいられる人が他にいるだろうか。ドミノ役でザジーはそれをやり遂げた。すばらしい力だ」と絶賛。
本作の主演以外にも、脚本、プロデューサーも務めたライアンは、ドミノについてこう語っている。「“運がいい”という映画で描く上で、恐らく一番難しいスーパーパワーを持っているところが気に入っている。それを明らかな形で、スクリーン上で見せるのは奇妙で厄介なことだ」。
■20人の女優もかなわない!? 「彼女がドミノだ! 決まりだ!!」とライアン
実は、ビーツがドミノ役に決まる前は、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、リジー・キャプラン、ケリー・ワシントン、シエナ・ミラー、ルビー・ローズ、マッケンジー・デイヴィス、ケリー・ローバッハ、イヴ・ヒューソン、ソフィア・ブテラ、ステファニー・シグマン、シルヴィア・フークス、ジャネール・モネイといった錚々たる女優陣が役の候補に挙がり、スクリーンテストも行っていたという。
ライアンは「ドミノ役のために20人くらいと会ったが、どの人も素晴らしかった。でもザジーと会った時に、すぐに“彼女がドミノだ! 決まりだ!!”と思った」のだそう。「キャスティングをしていて、最高の瞬間の1つで、映画のパズルの主要ピースの1つを見つけたと気づく。そして、脚本執筆と初期の段階で予想したよりもずっと重要な役を演じているんだ」と語り、ビーツがドミノ役にハマり過ぎて、キャラクターの占める重要度が高まったとふり返った。
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悩んだり、過酷なトレーニングを続けたりしながらドミノというキャラクターに向き合ったビーツは、その甲斐あって「ザジー・ビーツ演じるドミノ超クール!」「ドミノ役のザジー・ビーツ嬢、 アフロヘアふわふわ&レザーのピッタリしたコスチュームでガンガン暴れていてカッコよかったなー」「良いぞって聞いてたけど、ドミノ良い。すっげー良い、ザジービーツって女優さんメッチャ良い」とSNS を賑わせるほど、すっかり人気のキャラクターとなっている。
『デッドプール2』は全国にて公開中。