■福田監督、平井さんの主題歌で泣いた!
本作は、2004年にアダム・サンドラー&ドリュー・バリモアで映画化された同名映画を、山田孝之&長澤まさみでリメイク。事故の後遺症で、記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害の女性・藤島瑠依(長澤さん)と、彼女に一目ぼれしてしまったハワイでツアーガイドとして働きながら、天文学の研究をする弓削大輔(山田さん)との切ない恋愛模様を描く。
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平井さんがこの日、登壇することを知らされていなかった山田さんたちは、舞台袖から平井さんがあらわれるとハイテンションに。福田監督が「舞台挨拶でこんなにドキドキしたのは初めてです。エンドロールで曲が流れると泣いちゃうんです」とうれしそうに語るが、山田さんは前述のように「損した気分」と発言し、福田監督を憤慨させる。
平井さんは「ストーリーがとても美しくどうしようかと曲作りに悩んだのですが、二人の幸せと、背中合わせにある壊れやすいものを表現しようとして作りました」とコンセプトを説明すると、長澤さんは「こういう作品が好きなんじゃないかなと思いました」と平井さんに笑顔で語りかけていた。
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■本作出演に「断る理由がなかった」と山田さん
また「コメディ色が強い作品を手掛ける福田監督がラブストーリーを!」ということが話題になっているが、山田は「僕は18年ぐらい俳優業をしていますが、大変なことはたくさんありました。今回は、福田組、ハワイ、長澤さんとご一緒と、僕にとってはご褒美です」と語ると「昔はラブストーリーをよくやっていたのですが、一時期ほかのことがやりたくなって、遠ざかっていました。4年ぐらい前からまたラブストーリーをやりたいなと思っていた。断る理由がない」と快諾したという。
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一方の長澤さんも「福田監督は『銀魂』でご一緒しているのですが、あの作品は3日間の撮影だったので、やっとガッツリできるなと思いました」と楽しみにしていたことを明かすと「山田さんとも11年前にご一緒して以来、久々の映画だったので、二つ返事で『やりたい』といいました。でも全編ハワイロケで浮かれちゃったので反省しています」と苦笑いを浮かべていた。
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■福田監督が断言「自信があります!」
福田監督は「いつもくだらない笑いを撮り続けているので『面白かったです』と言ってもらえると『おーそうなんですか』と返事するのですが、今回は『面白かった』言われると『でしょ』って言っています。自信があります」と力強く作品をアピールすると、山田さんも「あまり構えず、気楽に観てもらえれば、大輔や瑠依のキャラクターにも感情移入できると思います」と語っていた。
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『50回目のファーストキス』は6月1日(金)より全国にて公開。