そんな『アベンジャーズ』シリーズで近年際立ってきている、ブラック・ウィドウを筆頭とする女性キャラクターたちに注目した。
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■現在公開中『ブラックパンサー』にも女性キャラ続々
一番名が知られているであろう、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)は、S.H.I.E.L.Dのエージェントで、その身体能力はほかのヒーローと比べても群を抜いている。
そのほかにも、人体実験によって魔力を手に入れたスカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)、現在公開中の『ブラックパンサー』で話題を呼んでいるティ・チャラの妹シュリ(レティーシャ・ライト)や、王国の親衛隊隊長オコエ(ダナイ・グリラ)がいる。ダナイは全世界で社会現象を巻き起こしているTVドラマ「ウォーキング・デッド」の女剣士役でもお馴染みだ。
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そして、アベンジャーズに新たに加わった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバー、マンティス(ポム・クレメンティエフ)とガモーラ(ゾーイ・サルダナ)。彼女たちは1人のヒーローとして、1人の人間として、1人の女性として、映画の中でも眩しいほどの輝きを放っている。
■「#MeToo」「#TimesUp」とマーベル作品はリンクしている?
本作に女性キャラクターが多く出演していることについて、マンティスを演じるポムは「すごくたくさんの女たちがセットにいることにとても興奮しているし、素晴らしいことだと思うわ。それに、私たちはお互いにとても支え合っているの。だからとてもナイスよ」とコメント。スカーレット・ウィッチを演じるエリザベスもまた、「前までは、スカーレット(ブラック・ウィドウ)と2人だったけど、(本作で)あれだけたくさんの女性たちがセットにいるのは、そんなよくあることじゃないから、とても嬉しいわ」と語っており、両者とも数多くの女性たちがいる現場に興奮した様子。
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現在、SNSを通して「#MeToo(私も)」や「#TimesUp(もう終わりにしよう)」などのハッシュタグをつけて声を上げる女性たちの権利運動が、ハリウッドの女優や俳優たちから世界に広がっているが、そんな時代の動きとマーベル・スタジオ作品はどこかリンクしているようにも感じられる。
今後は、全米7月公開予定の『ANT-MAN&THE WASP』(原題)に出演するアントマンの相棒的存在のワスプ(エヴァンジェリン・リリー)、そして、2019年3月公開予定で映画化が決定した『CAPTAIN MARVEL』(原題)にもキャプテンマーベル(ブリー・ラーソン)という女性ヒーローが登場していく。
これからのマーベル・スタジオ映画は、華麗に、そして勇敢に輝く女性ヒーローたちの活躍からも目が離せない。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は4月27日(金)より全国にて公開。