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本作で音楽を手がけているのは、『ラ・ラ・ランド』に引き続き、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の2年連続W受賞という快挙へ王手をかけているベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビ。本作のサウンドトラックは、UKアルバム・チャートで5週連続1位を獲得、世界73か国のiTunesで1位を獲得している。
本作起用後にアカデミー賞、そしてトニー賞を受賞したコンビ
主人公P.T.バーナムのドラマティックなサクセスストーリーを彩るのは、全9曲のミュージカル・ナンバー。多くのソングライターにサンプルを依頼した結果、オスカー受賞の『ラ・ラ・ランド』より何年も前、トニー賞受賞のブロードウェイ・ミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」よりもずっと前、当時新人だったベンジ・パセックとジャスティン・ポールの楽曲に本作の製作チームがほれ込んだ。

「ベンジとジャスティンは、ロックとポップ、現代のブロードウェイ・サウンドを組み合わせるというめったにない才能を見せた。映画の核心をつき、感情的な高ぶる気持ちと、沈んだ感情をとらえている」と絶賛を贈るのは、『ドリームガールズ』などでオスカーノミネート経験を持つプロデューサー、ローレンス・マーク。
一方、「ミュージカル・ナンバーを完成させるにはほぼ3年かかった。歌を削ったし、新しい歌を付け足した」とパセックは苦労を明かす。曲が出来上がり、配役が決定すると、パセックとポールは、ブロードウェイの舞台公演のようなリハーサルを始めた。「キャストは1度に3時間歌い続け、最高のパフォーマンスの中でもベストなものを手にすること、それにスクリーンにあふれるよう見事なエネルギーを伝えることを目標としていた」とパセックの言葉を裏付けるように、熱のこもったリハーサルシーンが到着した映像でも映し出される。

目指したのはバーナムの精神「生きた音楽」
日本の人気漫画「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画化でも監督に起用されている期待の新鋭マイケル・グレイシーは、「僕がこの映画で最も誇りに感じていることの1つは音楽だ。頭に残る音楽なんだ。もし彼らがやった仕事じゃなかったら、この映画はなかったね」と、本作には彼らの音楽が必要不可欠であったことを明かす。
また、「バーナムは時代の寵児だ。生きた音楽でないとね」と、パセックはバーナムの精神が音楽にも反映されていることにも触れる。そのバーナムを演じたヒューは、そんなパセックとポールが作り出した音楽について、「素晴らしいミュージカルとは、素晴らしい音楽のことだ。登場人物たちが先へ進み、成長していると感じるからこそ、人はそれぞれ曲に感情移入できる。この映画は人生について、もっと楽しい気持ちにさせる上で、完璧な作品だ」と絶賛する。この映像だけでも、才能溢れる音楽チームの楽曲にワクワクせずにはいられない。
『グレイテスト・ショーマン』は全国にて公開中。