今回、プロモーションのために来日を果たしたのは“世界で最も美しい顔100人”の常連でもある女優のアナ・デ・アルマス、モデル出身で現在はヨーロッパを中心に映画やドラマで活躍するシルヴィア・フークス。現代の神話とも呼ぶべき『ブレードランナー』の世界に足を踏み入れた彼女たちが感じ取ったものとは?
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■女性には、周囲が期待する以上の“特別な価値”がある(アナ・デ・アルマス)
「前作ではショーン・ヤングが演じるレイチェル、ダリル・ハンナが最高にクールだったプリスといった女性キャラクターが輝いていたから、当然、30年後が舞台になった本作にも期待したわ。つまり、今度は私たちが演じる女性像が、どんな進化を遂げているかってね。そして、シナリオを読んで、期待をはるかに超えるキャラクターの魅力に、恋してしまった」。
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アナは、危険視される旧型の人造人間<レプリカント>を追う捜査官K(ライアン・ゴズリング)の恋人で、唯一心を許すジョイを演じた。
「いまも昔も、きっと将来も、社会は女性に対して、何かしら“期待”する部分はあると思うけど、実際には周囲が期待する以上の“特別な価値”があるの。私が演じたジョイは、その象徴的な存在。愛する人のためには、自分を犠牲にすることもいとわない。そんな強い愛と献身の持ち主なの。どこかミステリアスで、複雑な内面をもっている点も気に入っているわ」。
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■自立した女性像を演じられるのは、本当にラッキーなこと(シルヴィア・フークス)
「出演が決まった瞬間、大声で叫んだ後に、号泣してしまった。それくらいうれしかったわ。アナが言う通り、私も女性キャラクターの奥深い描写が『ブレードランナー 2049』の大きな魅力だと思う。Kとジョイの対等な関係がすてきだし、ロビン・ライトが演じたKの上司ジョシも非常に興味深いわ。彼女は『ワンダーウーマン』でも、圧倒的な存在感だったでしょ」。
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本作では、世界を牛耳る企業家ウォレス(ジャレッド・レト)の右腕として暗躍する最新型のレプリカント、ラヴを演じたシルヴィア。役柄の魅力についてはこう語る。
「レプリカントでありながら、決して操り人形ではなく、全権を委任された自立している女性なの。そこがとても『ブレードランナー』的だし、そういうキャラクターを演じられるのは、本当にラッキーなこと。激しいアクションをこなすため、週6日、毎日6時間のトレーニングに励んだ。痛みは絶えなかったけど(笑)、肉体的にも、精神的にも強くなれたわ」。
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ついに日本でも封切られた『ブレードランナー 2049』が提示する、美しく力強い女性の“未来”に注目だ。ちなみにキャラクターの英語表記はジョイがJoi、ラヴはLuvになっている。単純なJoy(喜び)、Love(愛)ではない点も、意味深で考えさせられる。
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