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本作は、人気の高いバンドデシネ(フランス語圏のコミック)の原作を基に、ダンスを通して喜びや悲しみ、成功と挫折を味わいながら大人へと成長していく少女を描いた物語。監督は、ドキュメンタリーやショートフィルム、長編映画など幅広いジャンルの作品を手掛けているヴァレリー・ミュラーと、自身もバレエダンサーであるコンテンポラリーダンスの振付家アンジュラン・プレルジョカージュが共同で担当した。
ルックスだけじゃない!実力派として成長中のニールス・シュナイダーとは?
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本作で、主人公ポリーナの恋人・アドリアン役を演じているのが、フランスで若手No.1の実力を誇る、美男俳優ニールス・シュナイダー。グザヴィエ・ドラン監督のデビュー作『マイ・マザー』や、ドランと“三角関係”を演じた『胸騒ぎの恋人』で注目を浴び、『ボヴァリー夫人とパン屋』ではジェマ・アタートン扮する人妻を誘惑する青年役を務めた。従来は、彫刻のような美しいルックスを活かした美青年のキャラクターを演じることが多かったニールスだが、本作ではその甘いルックスには頼らない体を張った演技を披露している。

なんと、これまでダンス経験はなかったというニールス。本作でダンサー役を演じるために、振付家としても活躍するプレルジョカージュ監督のダンスカンパニーに入団。4か月間みっちり稽古を重ね、カンパニーの舞台公演に出演するまでに上達した。さらに稽古期間中には恋人ができたそう。お相手は、一緒にレッスンを受けていたカンパニーのダンサーで劇中にも登場しており、足の怪我を負い踊れなくなったポリーナの代わりにアドリアンとペアを組むことになった女性ダンサー役。完璧なダンススキルを身に着けただけでなく、ガールフレンドまでゲットし、公私ともに順風満帆な撮影だった様子だ。
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また、現在公開中の新作『汚れたダイヤモンド』では、強盗に明け暮れるダイアモンド技師の青年役を演じ、見事、仏版アカデミー賞といわれる「セザール賞」で新人男優賞を受賞。加えて、日本を舞台に國村隼や安藤政信、門脇麦ら日本を代表する俳優陣が出演する『KOKORO』(11月4日公開)では、物語のキーパーソンとなる主人公の弟役を好演。日本での知名度も、一気に上がっていきそうだ。
名誉ある賞を受賞し、新たにダンスという特技を身に着け、私生活では彼女もゲットしたというラッキー続きのニールスに、今後も注目していて。
『ポリーナ、私を踊る』は10月28日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。