『HACHI 約束の犬』『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』など、数々の感動“犬映画”を手掛けるラッセ・ハルストレム監督の最新作。ゴールデンレトリーバーのベイリーが、愛する飼い主イーサンに再会するために、50年の間に3度も生まれ変わる“時空を超えた旅路”を描く。原作は小説家のW・ブルース・キャメロン氏が、愛犬を亡くした恋人のために書いたベストセラー小説だ。
ベイリーの声を演じた高木さんは「(初日を迎えた)昨日、劇場で見た。自分の声が、それぞれの犬の気持ちにマッチしているか心配で…。やっぱり、犬との別れや健気さには、泣いちゃいますね」と感無量の面持ち。幼い頃に、犬と触れ合った経験をふり返り「やっぱり、犬は癒される存在」と話していた。

寺崎さん、梅原さん、大塚さんはそれぞれ少年期、ティーン、大人時代の飼い主イーサンを演じており、この日初めて“三世代”が勢ぞろい。「子どもの頃に飼っていたハスキー犬の温かみを思い出しながら、演じました」(寺崎さん)、「持ち前の明るさはそのままに、ある事件をきっかけに殻に閉じこもってしまうイーサンの二面性を意識した」(梅原さん)、「青春期に負った心の傷が原因で、社会生活がうまく送れない姿を声だけで表現したかった」(大塚さん)と役作りを語った。

花澤さんはイーサンの初恋相手ハンナ(10代)を演じ、「天真爛漫だけど、イーサンとの関係など将来のことも見つめていて、しっかりしている」と役どころを説明。それだけに、「イーサンがあんないい子を振るなんて、おかしな話ですよね!」とプンプン。イーサン役の梅原さんは「まあ、あのときは仕方がなかったと思ってください」と役に代わって、釈明していた。

舞台挨拶にはAmazonプライムビデオのCMで話題となり、本作の宣伝“ワン”バサダーを務めるゴールデンレトリーバーのゼウスが駆けつけた。

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