2016年1月のサンダンス映画祭・ワールドシネマコンペティションドラマ部門審査員特別賞をはじめ、世界各国で絶賛されたポーランド映画『THE LURE』が、邦題『ゆれる人魚』として2018年春に公開決定。ひと足早く、第10回したまちコメディ映画祭にてジャパンプレミア上映されることになった。本作は、共産主義下の1980年代のポーランドを舞台に、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「人魚姫」に強烈なツイストを加えた肉食人魚姉妹が主人公のホラー・ミュージカル・マッシュアップ・ムービー。彼女たちの少女から大人への成長物語を、エネルギッシュでワイルドに描く。ある日、海から陸に上がった人魚の姉妹。辿りついたのは、80年代風のワルシャワのナイトクラブ。2人はワイルドな美少女。セクシーで生きるのに貪欲だ。一夜にしてスターになるが、1人がハンサムなベース・プレイヤーにはじめての恋をしてしまったことから、たちまち2人の関係がぎくしゃく。やがて限界に達した確執は、残虐で血なまぐさい行為へと2人を駆り立てていく――。ポーランド映画界大注目株の女性監督、アグニェシュカ・スモチンスカの長編デビューとなる本作。2016年サンダンス映画祭をはじめ、世界各国で数々の受賞を果たし、ユニークなビジョンと革新的デザインで世界中のファンタスティック映画ファンを魅了した。そして今回、日本公開に先駆け、第10回したまちコメディ映画祭in台東にて特別招待作品に選ばれ、9月17日(日)東京国立博物館・平成館でジャパンプレミアを実施することが決定。当日は、大ヒットTVドラマ「逃げ恥」オープニングほか、ドラマ・映画・CM曲、アーティストへの楽曲提供など幅広く活躍中の姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」がトークゲストとして登壇する予定。世にも奇妙な人魚姉妹の“はじめて”の物語をホラー・ミュージカルで綴った本作に、注目していて。『ゆれる人魚』は2018年春、新宿シネマカリテほか全国にて公開。