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都内メイン公開館の新宿武蔵野館では、公開初日と2日目で全10回において満席を記録し、日本各地に公開規模が広がっている本作。今回のインタビュー映像は、祖国チェコを救うため、自分たちの命も顧みず「ナチの野獣」に銃口を向けたヨゼフ役のキリアンとヤン役のジェイミーの奇遇なエピソードの紹介から始まっている。
それぞれが、本作の脚本を読む以前に妻と鑑賞していたと語るのは、本作の監督ショーン・エリスがメガホンを取った衝撃の社会派ドラマ『メトロマニラ 世界で最も危険な街』(’13)。フィリピン・オールロケに挑んだ『メトロマニラ』は、サンダンス映画祭ワールドシネマ部門でドラマ観客賞を受賞。『ハイドリヒを撃て!』と同様、エリスは監督と撮影を兼任した。
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この監督の制作スタイルについて、「監督自身に撮られるのは初めてだった」とキリアン。「戦闘シーンでは一緒に戦っているみたいだった」とふり返り、映像には役者の動きに合わせてセットを駆け抜けていく監督の姿も収められている。監督は、「デジタルや艶っぽい感じではなく、生々しさと埃っぽさが必要だった」と語るように、スーパー16ミリフィルムでの撮影を行った。そのこだわりはセットにも表れており、本映像では、ラスト30分間に渡る壮絶な銃撃戦の行われた教会での撮影秘話も知ることができる。
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また、キリアンとジェイミーはそれぞれ撮影を真摯にふり返りながらも、「ジェイミーは生意気だから、いろいろ大変だったよ…いまの取り消し(笑)」というキリアンが言えば、「キリアンて、誰だっけ?」とジェイミーも応戦し、2人の好相性も感じさせるインタビュー映像となっている。
『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』は新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。