バリー・ジェンキンスが新作『If Beale Street Could Talk』(原題)のメガホンを取ることが決定した。今年度のアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した『ムーンライト』の監督を務めたことで知られるジェンキンスが、ジェイムズ・ボールドウィン著作の同名小説を映画化することになった。「Variety」誌によると、ジェンキンス監督は脚色賞にも輝いた『ムーンライト』の脚本を執筆中に同新作の脚本も書いていたそうで、長らくの間この作品を製作したいと考えていたそうだ。新作映画の基になる小説は、19歳の少女ティッシュとその婚約者で22歳のフォニーを中心に、レイプ犯として容疑をかけられたフォニーの無実を証明するために奮闘する姿を描く。ボールドウィンの妹グローリア・カリファ=スマートは、ボールドウィン遺産管理団体がジェンキンスとともに仕事をすることをとても楽しみにしているとコメントしている。「バリー・ジェンキンスに映画化を委託することをとても嬉しく思います。バリーは高貴で意識が高く、才能あふれる監督で、彼の物悲しさの伝え方は私たちに感銘を与えくれたため、私たちは彼と一緒に働かなければならないと思ったのです」。またジェンキンスも「ジェイムズ・ボールドウィンは時代の先駆者です。アメリカ人の意識の中にある彼の疑問はいまの時代も残っています」「ボールドウィンのイメージの中にあるティッシュとフォニーの愛の力を映画化することは僕の長年の夢でした。ボールドウィン遺産管理団体とともに働くことで、ついに夢が実現することをとても嬉しく思います」と語っている。(C) BANG Media International
【特集】ディズニー史上最も切ない映画『ライオン・キング:ムファサ』。 あのスカーが“ヴィラン”になるまで“光と闇”を描く物語に期待 2024.12.4 Wed 18:15 『ライオン・キング』の原点にしてはじまりの物語『ライオン・…