トークでは、米林監督から、子どもをはじめ幅広い人たちに口ずさんでもらえるような主題歌を構想した際に「SEKAI NO OWARI」が頭に浮かんだエピソードが語られた。映画の制作途中に「SEKAI NO OWARI」のメンバーにスタジオに来てもらい、絵コンテなどを見てもらったうえで主題歌「RAIN」を制作してもらったそう。
米林監督の言葉を受け、「SEKAI NO OWARI」のSaoriさんは「最初にオファーを頂けたという話を聞いて、スタジオポノックさんに4人で伺ったのですが」とふり返った。「プロデューサーと監督がすごい熱意で、『こんな思いで映画を作っているのです。僕らは本気なのです』ということをおっしゃって、その後に、“僕たちについてこれますか?”みたいな(笑)」と明かした。「僕たちについてこれますか?」と直接、言葉にしたわけではないそうだが、「SEKAI NO OWARI」のFukaseさんも「大きい意味ではそうでした」といい、Saoriさんは「“挑戦状だな。これは!”と『SEKAI NO OWARI』のメンバーは思いながら受け取りました」と続けた。同時にSaoriさんは、「今回の歌詞はFukase君が先に書いて、それを引き継ぐ形で私も一緒に書いたのですが、Fukase君はもう最初にスタジオポノックさんに行った帰りの車の中で、私が『歌詞、どんな感じにする?』と話しかけたら、『大丈夫、俺、もう考えているから』とピシッと言われました。そのときに浮かんでいたのだと思います」と制作秘話を披露する一幕もあった。
一方、「SEKAI NO OWARI」の大ファンで「RAIN」の感想を尋ねられFukaseさんに「何であんなに美しい声なのですか?」と質問していた神木さんは、「後頭部からオーラを放っていませんし、威圧もしていません」とたじたじの様子。逆に、「素敵な曲に引きこまれながら、『あっ、後ろにいるんだ』と思いました」と当日の様子を回顧。Fukaseさんは、「みんなそういう感じだったのですね」と納得した様子を見せていた。