大和和紀による大正浪漫少女漫画の金字塔「はいからさんが通る」を、いま新たに2部構成で劇場アニメーションとして蘇らせる『劇場版 はいからさんが通る』。この度、すでに決定しているメインキャストの早見沙織と宮野真守に続き、櫻井孝宏、中井和哉、梶裕貴、瀬戸麻沙美の出演が明らかに。さらに『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』で活躍するキャラたちの設定が一部公開された。時は大正。女学校に通う17歳の花村紅緒は、いつも明るくケンカっ早いところのある、じゃじゃ馬娘。親友の環とともに楽しい学園生活を送り、恋も結婚相手も自分で選びたいと思っている。そんなはいから娘が出会ったのは、笑い上戸なイケメン、伊集院忍少尉。実は彼が、祖父母の時代から決められていた許婚であることを知った紅緒は、それに反発。愛のない結婚を阻止しようと奮闘して騒動を巻き起こすが、少しずつ少尉に心惹かれていく――。原作は、1975年~1977年まで「週刊少女フレンド」(講談社)にて連載されていた、大正時代を舞台にした少女マンガ。連載終了翌年にはテレビアニメシリーズが放送され、その後劇場実写映画、テレビドラマ化などがされたきた本作が、連載40周年を記念して今回装いを新たに、新作劇場アニメーションとして復活する。主人公・花村紅緒役を早見さん、伊集院忍役を宮野さんが演じることが決定している本作に新たな出演者が発表。紅緒が入社した出版社「冗談社」の社長であり、「冗談倶楽部」の編集長・青江冬星役を演じるのは、「ダイヤのA」「おそ松さん」、『虐殺器官』『BLAME!』など様々なアニメ作品に出演する実力派声優の櫻井さん。冬星は、豊かな長髪も目をひく美男だが、 女性が苦手で触れられるとじんま疹が出てしまうという役どころ。ひょんなことから、紅緒を編集者として雇うことに…。また伊集院の部下で、共にシベリアに出兵した軍曹・鬼島森吾役を、「ワンピース」ロロノア・ゾロ役でお馴染みの中井さん。鬼島は満州に残って馬賊となり、一団は“黒い狼”と呼ばれて恐 れられる存在に。左頬に十字の傷がある隻眼のワイルドな容貌で、ぶっきらぼうななかに優しさを持つというキャラクターだ。そして、紅緒より1歳年下の幼なじみで、歌舞伎の女形役者の美少年・藤枝蘭丸役には、「進撃の巨人」「七つの大罪」、『GANTZ:O』『ペット』などに出演し、また7月スタートの「DIVE!!」で主人公を務めることが決定している梶さん。穏やかな性格ゆえ、子どもの頃から紅緒に翻弄されているが、実は彼女に片想い…。紅緒の許婚の登場に一大決心!?さらに、紅緒と同じ女学校に通っている親友・北小路環役には、「ちはやふる」綾瀬千早役や、『ポッピンQ』小湊伊純役の瀬戸さんが務める。美しさと聡明さを併せ持ち、華族のお嬢様でありながら進歩的な思想に傾倒している環。女性として誰よりも自立心が強く、紅緒のよき相談相手であり、お手本にしている人だ。キャスト発表に合わせて、今回『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』の前売りムビチケが7月8日(土)から発売されることが決定。先着限定特典には、キービジュアルの「特製クリアファイル」が付いてくる。『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』は11月11日(土)より、『劇場版 はいからさんが通る 後編 ~東京大浪漫~』は2018年、全国にて公開予定。