累計発行部数2,300万部を誇る人気漫画の映画化『東京喰種 トーキョーグール』のキックオフイベントが6月2日(金)、都内にて行われ、主演の窪田正孝、萩原健太郎監督らが登壇、さらに原作の石田スイもタブレットで参加した。完成作への自信のほどを尋ねられた萩原監督は、「自信はあります」と静かに答え、「窪田さんにおいては、見ている者の想像を超えてくる。それがすごく楽しいし、ずっと見ていられるお芝居をしてくださいました」と窪田さんの演技を絶賛した。御礼の意味で、窪田さんも荻原監督にちょこんと一礼をしていた。アニメ、舞台、ゲーム化を経て待望の映画化となった本作は、人間と、人間の姿をしながらも人を食う怪人・喰種(グール)の衝突をダイナミックに描いた物語。大学生のカネキは、ある事件をきっかけに喰種のリゼの内臓を移植され、半喰種となってしまう。人間と喰種というふたつの世界を知る唯一の存在となったカネキは、愛する人や友人とどう向き合うべきか悩み葛藤する。元々、石田先生たっての希望でオファーを受けた窪田さん。オファー時の気持ちを一言、「サプライズ」と表現した後、「人の美しさや正当化する心、人間はキレイに生きていることを許されているんだな、人間世界で突き詰めた問題をエンターテインメントという形にしてやらせてもらうからには、誠心誠意、責任を込めてやりたいと思いました」と熱い思いを口にした。役作りの上で苦労したことについては、「カネキ以外のキャラクターが強いので、むしろニュートラルに受け止めるほうに徹していきました。あとは…マスクが苦しかったです(笑)」と、喰種ならではの発言でにっこり。この日は、主題歌に「RADWIMPS」のボーカル・野田洋次郎のソロプロジェクトillionが手掛けた「BANKA」になったことも発表された。窪田さんは、「野田さんのチームの音を聞かせてもらいました。若い世代に愛されていますし、『東京喰種』の世界観を音楽で表してくれると思うので、いまからすごく楽しみです」とうれしそうに話した。なお、本作は北米、ヨーロッパ、アジアなど全23か国での公開がすでに決定している。『東京喰種 トーキョーグール』は7月29日(土)より全国にて公開。