本日は8時半の上映からスタートで、「アウト・オブ・コンペティション」部門で紹介されているロマン・ポランスキー監督新作『Based on a true story』。人気の女性作家と、理解者として彼女に接近する謎めいた女との関係を描くスリラーで、さすが名手ポランスキー、手練れの職人芸で楽しませてくれる。
ということで、21時45分から今年のカンヌコンペの締めを飾る作品、リン・リムジー監督新作『You Were Never Really Here』(写真)の公式上映がスタート。レッドカーペットの模様が会場内の画面に中継され、主演のホアキン・フェニックスが固い表情を崩さずに歩いている姿が映る。緊張しているのか、ほとんど笑わない。あるいは普段からこういう人なのだろうか。
男優賞:『The Square』の俳優、『Good Time』のロバート・パティンソン、『光』の永瀬正敏、そして『You Were Never Really Here』のホアキン・フェニックスの戦いか。個人的には『The Killing of the Sacred Deer』の少年にあげたいのだけど、主演ではないので対象にならないらしい。となると、ホアキン。いや、作品が監督賞を取ってしまったら俳優賞とのダブル受賞はないかもしれない。となると『Good Time』パティンソンも外れるので、ここは『The Square』の俳優で…。