映画『チャーリーズ・エンジェル』リブート版が2019年6月に公開されることが発表された。『ピッチ・パーフェクト2』で大成功を収めたエリザベス・バンクスがメガホンを取る本作には、夫マックス・ハンデルマンと2人の製作会社ブラウンストーン・プロダクションが製作に携わることになると「Variety」誌が報じている。米放送局ABCで1976年から5シーズンに渡って放送された米人気ドラマシリーズ「地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル」では、チャーリー探偵事務所に所属する女性探偵たちの活躍が描かれ、故ファラ・フォーセット、ケイト・ジャクソン、ジャクリーン・スミスらが探偵役、ジョン・フォーサイスが姿を見せないチャーリー所長の声を担当していた。ファラが同シリーズを降板した後シェリル・ラッドがその後任を務め、後にシェリー・ハックやターニャ・ロバーツも出演した。ドラマの成功を受けて、ドリュー・バリモア、キャメロン・ディアス、ルーシー・リューを主演に据えた映画2作品が製作されている。2000年に公開された『チャーリーズ・エンジェル』は世界興行収入2億6,400万ドル(約295億円)、2003年に公開された続編の『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』は2億5,900万ドル(約289億円)を叩き出す大ヒット作品となった。ドラマシリーズでチャーリー所長の声を担当していたジョンは同2作品にも登場していたが、その後俳優業を引退し、2010年に91歳でこの世を去っている。2011年、ABCはミンカ・ケリー、レイチェル・テイラー、アニー・イロンゼをエンジェルズに迎えて『チャーリーズ・エンジェル』のリバイバル版ドラマシリーズを放送していたが、シーズン1の終了とともに打ち切られている。現在のところ出演陣についての発表はまだないものの、エンジェルズの1人を『ムーンライト』のジャネール・モネイが演じるのではとみられている。(C) BANG Media International