圧倒的映像美に珠玉のミュージカル・ナンバーで彩られた超大作として注目を集め、ついに全世界興収が10億ドルを突破、1,000億円を超える記録的大ヒットとなっている本作(BOX OFFICE MOJO 調べ)。
人気実力派俳優たちが集結したことも話題を呼んでいるが、なんと、ヒロイン・ベル役のエマ・ワトソン、ベルに恋する力自慢のうぬぼれ屋ガストン役のルーク・エヴァンス、お城の住人ポット夫人役のエマ・トンプソン、そして、その息子チップ役のネイサン・マックと、彼らはいずれも4月15日生まれ! さらにこの日は、本作の出演陣がそろって脚本の読み合わせを行った日でもあったという。そんな不思議な縁で結ばれたキャストたちが集まった現場では、撮影開始前に全員で入念なリハーサルが行われ、良好な雰囲気の中で準備が進められたようだ。

メインキャストのひとり、エヴァンスは、特にヒロインを演じたエマ・ワトソンを「一緒にいてすごく楽しいし、ディナーに行っても楽しく会話できた」と称賛。「彼女はこの映画で初めて歌を披露したわけだし、ダンスもして、素晴らしいことをいろいろとやりながらも、それを学びながらやっていた。最高だったよ。間違いなく彼女のファンは大感動すると思う」と語り、期待が高まるコメントを寄せる。
また、彼ら俳優たちがお互いに高いパフォーマンスを発揮できた要因の1つは、監督のビル・コンドンのアイデアにあったとか。監督のこだわりで「全員での脚本読み合わせ」が行われ、さらにいくつかのミュージカル・ナンバーを出演者がフルで歌い上げ、まるでコンサートのような稽古が進められていったという。こうした試みのおかげで、出演陣は毎回気持ちを新たに、楽しく撮影に臨めたようだ。
また、劇中で有名バラード「美女と野獣」を歌うポット夫人役のトンプソンは、本作にこれだけの豪華キャストが集まったのは、ひとえにコンドン監督の力によるものだと語っている。「彼のおかげで、この映画が感傷的になり過ぎないウィットに富んだ作品になること、元気や活気や生命力にあふれた作品になること、何らかの意味を持つ作品になることを誰もが知っているのよ」。実力派キャストたちから全幅の信頼を得るコンドン監督の手腕には、これから公開される日本でも要注目。
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映画本編では、“人と違う”ことを自分だけの輝きに変えるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分を受け入れられない野獣という、やがて出会い惹かれあう2人の奇跡が描かれている。美しいベルをモノにしようと狙うガストンや、野獣と同じく呪いにかかり、食器や家具に姿を変えられたポット夫人らお城の住人たちなど、個性豊かなキャラクターも勢ぞろい。誰もが知るあの物語が、ドラマチックな新シーンを交え、新たな魅力を放つ作品に仕上がっている。
『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。