『パンズ・ラビリンス』の製作スタッフのもと、世界的ベストセラー小説を映画化したダークファンタジー『怪物はささやく』。リーアム・ニーソンがモーションキャプチャーで“怪物”を演じていることでも話題の本作から、感涙必至の本予告が解禁となった。余命わずかの母親と2人で、裏窓から教会の墓地が見える家に暮らす13歳の少年コナー。ある夜、コナーのもとに怪物がやってきて、こう告げる。「いまから、私はお前に3つの“真実の物語”を話す。4つ目の物語は、お前が話せ」。しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナだったが、その日を境に夜ごと怪物は現れ、物語の幕が上がることに…。スペインのアカデミー賞といわれる「ゴヤ賞」にて本年度最多の9部門を受賞した本作。『パンズ・ラビリンス』のプロデューサーと、『インポッシブル』で高く評価され『ジュラシック・ワールド』次回作の監督を務める次世代監督J.A.バヨナがタッグを組み、英文学の最高傑作を映画化。その原作は、カーネギー賞作家2人による異色の“コラボ”作で、47歳の絶頂期にこの世を去ったイギリスの作家シヴォーン・ダウドの未完の遺作を、パトリック・ネスが引き継いで完成。英国史上初のカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のW受賞を果たし、世界的ベストセラーともなっている。このたび公開された本予告では、余命わずかの母親と暮らす孤独な少年コナーの姿を映し出すが、ある日、家の裏に生えるイチイの木が怪物(リーアム・ニーソン)となって現れ、不気味な音を轟かせながら家の壁を突き破り、その大きな手でコナー(ルイス・マクドゥーガル)を連れ去っていく。ちらりと見える怪物の姿は、ダークな雰囲気が特徴的な原作の挿し絵がデザインの基となっており、原作ファンを裏切らない姿形だ。また、冷酷そうな祖母を演じるシガニー・ウィーバーや、不治の病と闘うコナーの母に扮するフェリシティ・ジョーンズのベリーショート姿と迫真の演技も必見。怪物との駆け引きにコナーがひとり涙し、叫ぶ姿には、思わず目頭が熱くなっていく。さらに、本作の見どころとなる<3つの物語>のアニメーションにも注目。ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を務め、2017年のアニー賞3部門に輝いたTVシリーズ「トロールハンターズ」を手掛けたヘッドプロダクションが製作しており、そのファンタジックな質の高い映像にはすでに多くの絶賛の声が届いている。『怪物はささやく』は6月9日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。