今年もWOWOWが生中継する「第89回アカデミー賞授賞式」。日本時間2月27日に開催される今回、同番組のレッドカーペット・レポーターに女優の板谷由夏が就任。俳優の斎藤工もスタジオゲストとして参加することが決定し、WOWOWの映画情報番組「映画工房」のMCとして気心知れた2人が、映画界最大の祭典の生中継を盛り上げることになった。例年、「アカデミー賞授賞式」を独占生中継しているWOWOW。日本のスタジオのナビゲーターにはジョン・カビラと高島彩がすでに決定しているが、今回、「映画工房」でも名コンビを見せている板谷さんと斎藤さんが、レッドカーペット・レポーターと授賞式スタジオゲストにそれぞれ決定。アカデミー賞授賞式を間近で体験できる機会に「すごいことだと思います」とワクワクした表情の板谷さん。今回のオファーを聞いて「まずは斎藤工のことが頭に浮かびました」とのことで、「(2015年にレッドカーペット・ナビゲーターを務めた)工君にはいろいろと聞かなきゃと思って。とりあえず2年前の中継の映像を見ようと思っています」と意欲をコメント。一方、斎藤さんは体験談として「(アカデミー賞授賞式の)レッドカーペットの場はやっぱり生ものですから、状況がどんどん変わっていくんです」と指摘。さらに「僕のときは、ベネディクト・カンバーバッチやエディ・レッドメインといった人たちがいろいろと話をしてくれました。でもその一方で、時間の都合によりスルーしてしまった人もいたんです」と、惜しがりながら述懐。「彼らも授賞式前なので、並々ならぬ意気込みで来ている。だからこそ板谷さんがそこにいるだけで成立するんだと思います。やはり向こうのスターは、何かをかぎ取ることに長(た)けた人たち。同じ職業である板谷さんがそこにいるだけで、通じ合えることも多いんじゃないかと思います」とエール。そして「板谷さんは、ニュース番組で、各地の方々とも接していますが、そういう方たちであっても、来日しているハリウッドスターであっても、接し方が変わらないんです。肩書きや職業で分け隔てない心根を持っている人なので、すごくいい空気が生まれる予感がします」と期待を込める。そんなアドバイスを受けた板谷さんも、「楽しかったなと思えるようにしたいし、楽しいことだけを想像して行きます」と改めて決意を語った。アカデミー賞のノミネート発表は1月24日とまだ少し先だが、おそらく新海誠監督の『君の名は。』や、マーティン・スコセッシ監督が窪塚洋介や浅野忠信ら日本人キャストを起用した『沈黙-サイレンス-』など、日本に関連した作品が賞レースをにぎわす可能性は大きい。「いまはアニメを認めないといけない時代になっている。そんな時代を象徴するのが『君の名は。』だと思うので、ワクワクします」と斎藤さんが語れば、板谷さんも「わたしもワクワクします。『君の名は。』も含めて日本のアニメは世界に自慢できるものだと思うので、世界にどう評価されるのか。楽しみですね」と期待を寄せていた。なお、スタジオゲストには斎藤さんのほか、『ミュージアム』『3月のライオン』の大友啓史監督と、映画評論家の町山智浩氏も決定している。「レッドカーペット生中継!第89回アカデミー賞授賞式」は2月27日(月)9時~WOWOWプライムにて無料放送。「生中継!第89回アカデミー賞授賞式」は2月27日(月)[二・同時通訳]10時~、[字幕版]21時~WOWOWプライムにて放送。<関連番組>・「10分でわかる アカデミー賞の今」(全3回) 1月16日(月)14時45分 ~ほかWOWOWシネマにて放送。・「アカデミー賞特集2017」 1月23日(月)~2月28日(火)WOWOWシネマ&WOWOWプライムにて放送。・「生中継!第89回アカデミー賞ノミネーション発表」は1月24日(火)22時~WOWOWプライムにて無料放送。