■『ミュージアム』

雨の日に起きる連続猟奇殺人事件。犯行現場に残された謎のメモ、そして見つけられることを前提としたかのような死体。犯人はカエルのマスクを被った通称・カエル男。事件の関連性に気付いた沢村刑事が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。カエル男の次のターゲットとは…。そして、犯人を追うはずの沢村が、逆に絶望的な状況に追い詰められて行く。果たして、カエル男の目的は?
過激な描写と緻密に練られたストーリー構成で知られる巴亮介氏の同名コミックを原作に、『るろうに剣心』シリーズ、『秘密 THE TOP SECRET』など人気コミックの実写化が続く大友監督が映画化。主人公・沢村久志役には、日本映画界を牽引し続ける俳優・小栗さんが出演。数々の謎と罠、手に汗握る迫力のアクションと全く先読みが出来ない重厚なドラマ、全編クライマックス級の怒涛の展開に、いつしか観客はスクリーン引きずり込まれ、1秒1秒追いつめられていくストーリーになっている。
『ミュージアム』は11月12日(土)より全国にて公開。
■『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

元米軍エリート秘密捜査官にして、いまは街から街へと放浪を続ける一匹狼、ジャック・リーチャー。元同僚のターナー少佐と再会するため、かつて所属していた米軍を訪れると彼女がスパイの嫌疑で逮捕されている。何かの間違いだ、ありえない。助け出した彼女と真相を追及していくリーチャーは、軍内部の不審な動きに気付いていく。「リーチャーにどこまで知られた?」忍び寄る複数の影。彼が追いついた真実とは――。
世界興収2億1,800万ドルを記録、日本でも大ヒットした前作『アウトロー』。その続編となる本作は、チャイルド氏のベストセラー小説「ジャック・リーチャー シリーズ」18作目の「Never Go Back」を原作に、『ラストサムライ』のズウィック監督とトムの再タッグ。現在54歳のトムが、再び“アウトロー”なキャラクターで披露するアクションに要注目。
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は11月11日(金)より全国にて公開。
■『この世界の片隅に』

絵が得意な少女・すずは、ある日突然、海軍勤務の周作の妻になるために、20キロ離れた町・広島県呉に嫁ぐ。ときは昭和19(1944)年。18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らすが、戦争は激化。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく中、それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない――。
漫画家・こうの史代の「この世界の片隅に」をアニメーション映画として映像化。、『魔女の宅急便』(’89)では演出補を務めた片渕須直がメガホンを取り、能年玲奈改め、のんが主人公・すずの声を担当している。6年の歳月をかけ、戦中戦後の広島・呉の綿密なリサーチと時代考証を行い、漫画の世界を色鮮やかに描き出している本作をぜひ週末に。
『この世界の片隅に』は11月12日(土)よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開。